猫を飼っている、飼い主の皆さん。
愛猫がトイレで遊んで、困っている人はいませんか。
せっかく綺麗に掃除をして一息つけたかと思えば、数分後には床に猫砂が散乱していると、落ち込んじゃいますよね、その気持ちすごくわかります。
今回は、なぜ猫がトイレで遊んでしまうのか、その理由と、トイレで遊ばないようにする対策方法と注意点をご紹介します。
猫がトイレで遊んでしまう4つの理由
掃除も大変だし衛生面も心配なので、飼い主としては、なるべくトイレでは遊んでほしくないですよね。
ではなぜトイレで遊んでしまうのか、その理由を4つ紹介します。
- 砂浴び、マーキング
- トイレ砂をおもちゃだと思っている
- 落ち着く場所だから
- トイレだと認識していない
1.砂浴び、マーキング
我が家のゆねが、背中をこすりつけながらゴロゴロしていたのを目撃したときは、本当に驚きました。
先代猫の「みゅう」と「しゅり」がトイレでゴロゴロする姿を見たことのなかったのですが、ゆねがそれをしているのを見た時、もしかしたら、トイレに不満を抱いていているのではないかと心配になりました。
そして、猫友に相談をすると「砂浴び」じゃないかと言われたのです。
「砂浴び」とは…猫の本能の一種で、毛についた害虫を落としたり、マーキング(自分のニオイをつける行為)をして、ここは自分の場所だとアピールすることです。
2.トイレ砂をおもちゃだと思っている
トイレ砂と一言でいっても、粒が小さいものから、紙でできているもの、木でできたペレットタイプのものまで様々あります。
これまで、わたしが経験したり人から聞いた話で、おもちゃにされやすいトイレ砂は「紙」や「木」でできているペレットタイプのものです。
3.落ち着く場所だから
トイレ砂のニオイって中には凄くいい香りがするものがありませんか。
特に、木のペレットタイプのものは袋を開けた瞬間から、ヒノキなどの木のいい匂いがするんです。
自然界にある香りは、わたしたち人間だけでなく、猫にとってもリラックスできる匂いでもあります。
ですから、猫ちゃんにとってトイレが落ち着ける場所の一つとなっている可能性も。
4.トイレだと認識していない
子猫を飼い始めたばかりの飼い主さんで、まだトイレトレーニングを終えていない猫ちゃんは、トイレを遊び場だと勘違いしている場合も。
また、高齢の猫もトイレを認識できていないことがあります。
これはわたしの友人の飼っている猫ちゃんの話。
その猫ちゃんは現在13歳のご長寿猫。
これまで、トイレの中で寝ているなんてことなかったのに、ある日を境に度々、その姿を目撃するようになって病院へ相談したのだとか。
診断結果は様々な要因から認知症だと判断されたそうです。
トイレで遊ばないようにするための3つの対策
これまでは、なぜ猫が遊んでしまうのか、その理由を4つ紹介しました。
- トイレ砂の種類を変える。
- お気に入りのおもちゃを見つける。
- トイレ砂を外に出さない。
では、それぞれの対策方法を詳しく見ていきましょう。
1.トイレ砂の種類を変える
砂浴びは、猫の先祖が砂漠に住んでいたこともあり、砂漠の細かな砂で行っていました。
もしも、現在、細かい粒子タイプの砂を使用しているのであれば、紙や木のペレットタイプに変えるとトイレでの砂浴びをやめてくれる可能性も。
【みぽりんの小さな提案】トイレの数を増やしてあげる
これから、お話することは、あくまでわたしの一つの提案です。
猫のトイレの数の理想は「頭数+1」というのはご存知でしょうか。
1匹ならばトイレを2つ用意してあげることで、お仕事で家を空けるなど、こまめに掃除できないときも、もう一つのトイレで用を足すことができます。
また、猫はとっても綺麗好き。
これまで、トイレで遊ぶ理由は「砂浴びやマーキング」「落ち着く場所だから」と紹介しましたが、いずれもトイレが清潔でないとできない行動でもあります。
2.お気に入りのおもちゃを見つける
トイレ砂をおもちゃ替わりにしているのは、猫ちゃんの中では砂が最高のおもちゃだから。
これを超える、おもちゃを手に入れた日にはトイレ砂には目もくれなくなること間違いなしでしょう。
3.トイレ砂を外に出さない
猫がトイレを済ませた後、砂をかけるとき周りに砂が飛び散ったり、肉球の間に砂が入り込み、そのまま外に出てしまうため、砂が猫のおもちゃにされ、トイレの周辺は大惨事なんていうことも。
トイレで遊ぶのをやめさせる時の注意点
先ほどはトイレで遊ばないための対策を紹介してきました。
それは、絶対に怒らないこと。
「遊ぶのをやめさせる=しつけ」と思いがちですが、トイレで遊んでいるときに怒ってしまうと、猫はトイレに入っていることに対して怒られていると勘違いをし、混乱してしまう可能性も。
まとめ
今回は、猫がトイレで遊んでしまうときの理由と対策、そして遊ぶのをやめさせるときの注意点を紹介しました。
まずは、トイレで遊んでしまう理由は次の4つです。
- 砂浴び、マーキング
- トイレ砂をおもちゃだと思っている
- 落ち着く場所だから
- トイレだと認識していない
砂浴び、マーキングなど本能的に行ってしまう場合や、トイレトレーニングが終了していない子猫や認知症などが原因でトイレだと認識していない場合など様々な理由がありました。
- トイレ砂の種類を変える。
- お気に入りのおもちゃを見つける。
- トイレ砂を外に出さない。
トイレ砂よりも気に入るおもちゃを見つけたり、砂が飛び散らないように砂取りマットをトイレ周辺に敷いてあげることで、外までトイレ砂が飛び散るのを防ぐだけでなく、掃除をする回数も減るので使いたいアイテムですね。
そして、最後にトイレで遊ぶのをやめさせる時、絶対に怒ってはいけないことを紹介しました。
怒る前に、一度紹介した対策を実践して頂き、改善されない場合は病院で相談してみましょう。