ゆね、本当によかったね。
今回は夢でしたが、猫が高いところから落下して怪我をする事って多いんです。
というのも、猫って獲物や気になるものを見つけると「それ」しか見なくなっちゃうので周囲の状況なんてお構いなし。
高いところだろうが、車が通っていようが、目の前が壁だろうが「それ」のためなら猪突猛進です。
【猪突猛進とは】…目標に対し、向こう見ずに突き進むこと。
もしも自分の愛猫の身に起きてしまったとき、慌ててしまわないように今回は「高層階から落下してしまった猫が無事だった話」「救出方法」「猫が落下したときの対処法と対策」を紹介します。
高層階から落下してしまった猫が無事だった話
これは、わたしの猫友さんの話。
猫友さんはマンション9階に住んでいて、泥棒が入ることもないし、今まで猫ちゃんがベランダにでることもなかったことから外出するときもベランダの窓を開けっぱなしにしていたんだとか。
(もちろん、網戸はしていたみたい)
ある日、その日も窓を開けっぱなしにして買い物へ行ったそうです。
いつもと変わらない日…になるはずが帰ってくると、なぜか愛猫がマンションのエントランス周辺をウロウロ(首輪をしていたから愛猫と確信)
「え?なんで!?」
ワープでもしたのかと、ドッペルゲンガーなんじゃないかと…
あり得ないことが目の前で起こっていて頭が混乱したそうです。
猫ちゃんを捕まえて、部屋へ戻ると閉めていたはずの網戸に隙間が。
猫が開けたのか、友人の確認ミスかはわかりませんが、9階のベランダから落下したことは確か。人間だと命に関わるレベルです。
すぐに病院へ連れて行き、検査をしてもらいましたが、軽い傷以外どこも異常なし。
その結果に安心した友人でしたが、それからは窓を開けっぱなしにして外出することはなくなったそうです。
高い所からより低い所からの落下の方が危ない
先ほどの猫友さんの話、9階のベランダから猫ちゃんが落下して無事だったのには2つ理由があげられます。
- 落下先に植え込みがあったため、クッションになり衝撃を抑えられたから。
- 落下途中で体勢を整えることができたから。
落下途中で体勢を整える、人間にはできないことですね。
しかし、運動神経抜群で柔軟性のある猫は落下している間に正しい姿勢で着地することが可能なんです。
実際に、2階や3階から落下して命を落としてしまった猫ちゃんもいます。
今回、友人の体験談を通して「高い所より低い所からの落下の方が怪我をしやすい」ことをお伝えしました。
しかし、「高い所から落下=落ちても心配ない」というわけではありませんので注意しましょう。
落下したときの救出方法
落下したあとすぐの猫ちゃんはパニック状態になっている可能性も。
大好きな飼い主さんが助けにきてくれたとしても、噛みつくこともあります。
ですので、救出する際は大きめのバスタオルを用意し、覆いかぶせて安心させてあげましょう。
もしも上の飼い主さんが言っているように、そのまま脱走してしまったときは、次の方法をとってあげてください。
【猫が近くにいる場合】
- 近づくと逃げられる可能性があります。追いかけずに、いつも食べてるご飯や大好きなおやつ、おもちゃで気を引いて、洗濯ネットや虫あみで捕まえる。
【猫が遠くに逃げてしまった場合】
- 一般的に飼い猫の1日の行動範囲は半径100メートルと言われています。近所を探してみましょう。(車の下、排水溝、植え込み、路地なども)
- お腹が空いて自宅近くをウロウロしていることもあります。ご飯を玄関前に用意して注意深く様子を見る。
- 警察、保健所、動物病院へ連絡する。
- チラシやポスターを作る。
猫が落下したときの対処法
猫が落下してしまった場合、特に心配なのは「骨折」や「内臓などの損傷」です。
落下した猫を救出したあと、次の症状がある場合はすぐに病院へ行きましょう。
【落下直後に確認したい症状】
- 出血している
- 吐血している
- ぐったりしている
- 歩けない、立ち上がれない
- 身体が熱い
また、上記の症状がなく元気に見えていても、実は大きな怪我を負っていた、なんてこともありますので、2日間は注意深く様子を見てください。
確認する症状 | 症状が確認された場合に考えられること |
足を引きずっていないか | 四肢の骨折 |
排泄が出来ているか | 骨盤の骨折 |
ご飯を食べにくそうにしていないか | 顔・顎の骨折 |
腫れているところはないか | 骨折・内臓の損傷 |
骨折していれば、足を引きずったり、地面につけないよう浮かせて歩いたりします。
しかし、骨折している場所によっては見た目ではわかりにくく、よく観察してあげないといけません。
もしも数日後、次のような症状が出た時はすぐに病院へ相談してください。
【落下後数日間はこの症状に注意】
- ぐったりしている
- 呼吸が荒い
- 触ると暴れだす
- 食欲がない
- 元気がない
落下させないための対策
落下はなるべく避けたいところですよね。
猫ちゃんの怪我や命を守るために、飼い主としてできる対処法を紹介します。
- 高層階に住んでる方は外出時、窓などのカギを必ず施錠する
- 網戸や窓にストッパーやロックをかける
- ベランダの周辺にネットを付ける
- 強度の高いペット用の網戸に張り替える
- 網戸が破れていたらすぐに補強する
- 家の吹き抜け部分に防止ネットを張る
- ベランダの柵の隙間にワイヤーネットでガードする
文章だけでは分かりづらい部分もありますよね、「ベランダの柵の隙間にワイヤーネットでガードする方法」を全て100均の商品を使って作れる動画を見つけました。
まとめ
まずはじめに、わたしの友人の猫が高層階から落下してしまったときの話をさせて頂きました。
その時に、高い所から落ちるよりも低い所から落下してしまった方が怪我をしやすいということがわかりましたね。
【低いところからの落下が危険な理由】
- 正しい姿勢に着地するためには、時間と距離が必要
- 低いところから落下すると体勢を整える前に着地してしまい怪我をしやすいから。
実際に、2階や3階から落下して命を落としてしまった猫ちゃんもいます。
しかし、高いところから落ちればもちろん猫だってパニックにもなりますし、必ずしも上手に着地出来る訳ではないですよね。今回の話は本当に偶然が重なって起きた奇跡のようなもの。
「高い所から落下=落ちても大丈夫」というわけではありませんので注意してください。
次に落下したときの対処法を紹介しました。
このような症状がある場合はすぐに病院へ行きましょう。
【落下直後に確認したい症状】
- 出血している
- 吐血している
- ぐったりしている
- 歩けない、立ち上がれない
- 身体が熱い
もしも数日後、次のような症状が出た時はすぐに病院へ相談してください。
【落下直後に確認したい症状】
- 出血している
- 吐血している
- ぐったりしている
- 歩けない、立ち上がれない
- 身体が熱い
- 高層階に住んでる方は外出時、窓などのカギを必ず施錠する
- 網戸や窓にストッパーやロックをかける
- ベランダの周辺にネットを付ける
- 強度の高いペット用の網戸に張り替える
- 網戸が破れていたらすぐに補強する
- 家の吹き抜け部分に防止ネットを張る
- ベランダの柵の隙間にワイヤーネットでガードする
動画で簡単に出来る対策もご紹介しましたね。
愛猫が落下して怪我しまったときのことなんて考えたくはありませんが、今回の記事を参考にして、もしもの時のためにどうすればいいか知っておきましょう。