猫を好きな皆様、いきなりですが猫が皆様の事を好きでいてくれていますか。
えっ、当たり前じゃん。こっちも好きなんだから。という気持になりましたよね。本当にそうでしょうか。
あ、すみません。不安にさせるつもりは無いんです。ただ、愛する猫が飼い主になついてくれていたら一番幸せですよね。
今回は、愛する猫と相思相愛のペットライフを送ってもらえるように、猫がなついている場合にとる行動と苦手な人にとる行動を知ってもらい、より猫の事を理解して、猫に愛される飼い主になってほしいと思って記事を書きました。
記事を読み進めたときに、「猫がなついていないかも」と思った方の為に、猫がなつきやすい接し方や行動も合わせて解説しますので、試してみてください。愛情をもって猫と接している皆様なので、必ず思いは伝わりますので、安心して実践してもらえたら嬉しいです。
猫がなついてる人にとる行動
猫がなついている人に対して取る行動ってご存じですか。皆様、雰囲気は感じてると思うのですが、改めて猫の行動をおさらいしてみましょう。
- 飼い主の体の上で寝る
- しっぽを上にピンと立てて寄ってくる
- さりげなく近寄ってスリスリする
この3つは納得の行動なんではないでしょうか。日頃、猫ちゃんが皆様にやってくれていますよね。なぜ、猫がこのような行動をとると好意的と判断していいか、理由を探っていきましょう。
飼い主の体の上で寝る
猫は本来、とても警戒心の強い生き物です。あまり初対面の人に駆け寄ったりしないですよね。他の動物だと、犬とか初対面でもブァーって駆け寄ってきますもんね。
そんな猫が、人間に寄り添って寝ているという事は、安心をしている何よりの証拠です。飼い主さんの膝の上で寝る事は、家族と認められているので、愛されていると自信をもって良いと思います。
しっぽを上にピンと立てて寄ってくる
家に帰ってきた時、猫はどんな感じで近寄ってきてくれますか。しっぽを上にピンと立てていたら、猫が喜んでいる証拠です。こんな時は、しっかり抱きしめて、「いい子だね。」と愛情を伝えて上げてください。
うちの猫は、餌をもらう時もしっぽをピンと立てて寄ってきますよ。やっぱりごはんの時間は嬉しいんですね。
さりげなく近寄ってスリスリする
猫は、縄張り意識が強い生き物なので、自分のニオイで満たしていたいという本能があります。飼い主さんにたまに近寄ってきてスリスリするのは、自分のニオイを確認する為なんですね。
自分の物っていう意識がある事なので、愛されている証拠になります。よく外出先から帰るとスリスリしてくるのは、自分と違うニオイが飼い主から匂うからなんですね。
なんか、愛情表現が下手な彼みたいな感じで面白いですよね。たまに近づいてきて、スリスリっとしてどっかいく絶妙な感じにきゅんとしてしまいます。
猫が嫌いな人にとる行動
逆に猫が嫌いな人にとる行動を確認してみましょう。威嚇するような鳴き声など判りやすい事以外で、2点を挙げてみました。
- 耳が後ろに向く
- 尻尾を素早く揺らす
少し、ドキッとする事がありましたか。なぜ、この2つの行動が猫が嫌がっている時にでるのか、理由を確認していきましょう。
耳が後ろに向く
通称でイカ耳って言ったりします。耳を後ろ向きに寝かせたような状態になります。
怒っていたり、警戒したり不安な時に、イカ耳になります。近寄っても、猫が耳を後ろに向けて不安そうにしている時は、嫌がっている証拠なので、そっとしてあげましょう。
イカ耳で怒ってる猫も可愛らしいですが、あまり頻繁になると本当に嫌われますし、ご機嫌とるのが大変です。
尻尾を素早く揺らす
猫はイライラしている時に、しっぽを素早く揺らす事が多いです。嫌な事をされそうになると、しっぽを動かしているので、辞めてあげましょうね。
特に、抱っこした時にパタパタをしっぽを振ってたら、降ろしてあげましょう。猫も静かにしたい時があるんです。
猫がなつくためのコツ
読み進めていただいて、猫が愛してくれている事が確証にかわりましたか。それとも、少し不安になってしまいましたか。
確証に変わった方は、本当に良かったです。飼い主の自信は猫に伝わりますので、より楽しい日々を過ごせると思います。
ちょっと不安になってしまった方も大丈夫です。少し意識が出来ただけで充分に変わっていきます。そんな不安な方に飼育歴30年の経験から、ちょっとしたコツを伝授しますね。
- 適度に猫との距離感を保つ
- 静かになるべく低姿勢で近づく
- 猫にとって快適な環境を作る
- 大声や大きな音を出さない
これが改善されたら、必ず猫が飼い主さんを好きになってくれると思います。
適度に猫との距離感を保つ
猫は、距離感に凄く敏感な生き物です。その子の性格によって近寄っていい距離が変わってくるのが難しい所ですね。
一般的に猫の距離感は4つあると言われています。
プライベートな距離 | 一緒に寝ることができる距離。家族か飼い主のみ侵入出来る |
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交流できてる距離 | 顔見知りの猫や気を許した人が入れる距離 |
警戒の距離 | 馴染みのない人が入ると警戒する距離 |
逃げ出す距離 | 危険を感じた時に猫が逃げ出す距離。約2mくらい |
こんな感じで、猫は距離を測っています。なので、猫の機嫌が悪い時や近づいて欲しくない時に2m以内に近づくと逃げてしまったりします。
猫は近づきたい時は近づいてきます。なので、少しほったらかして、猫が寂しくなって近づいてくるまで我慢しましょう。近づいてきた時にチャンスと思って抱きしめてもダメですよ。
好きな彼を待つように、近づいてきてもこちらが好きと感じられない位にそっけなく、当たり前のように接してあげてください。
静かになるべく低姿勢で近づく
動物によると思いますが、猫は出来るだけ対等に接してあげた方が良い生き物です。例えば、犬は主従関係がはっきりした方が上手くいきますよね。
猫は人間を飼い主と思うよりも、同じ生き物として認識しています。なので、猫に接する時は、自分も猫のつもりで接してあげましょう。
コツは低姿勢です。ここでの低姿勢とは目線を合わせるという意味です。飼い主さんの目線が上から下へとなると、猫は不快に感じて飼い主さんを嫌いになってしまいます。
遊ぶ時も同じ目線で遊んであげると楽しそうに遊んでくれます。
猫にとって快適な環境を作る
猫にとって快適な環境を作ってあげる事は、なついてもらう為にとても大切な事なんですが、意外と出来てない方がいます。
猫にとって快適な環境ってなんでしょう。やっぱり縄張りを意識する事なんです。猫にとって快適な縄張りを作ってあげましょう。その縄張りを作るコツは以下の2点です。
- 猫のニオイが付いた物を置いてあげる
- 猫の安心できる場所を作る
猫のニオイが付いた物を置いてあげる
猫にとって一番安心できるのは自分のニオイが付いている場所です。猫ちゃんの定位置にお気に入りのタオルを置いてあげるとか、居場所を意識した空間を作ってあげましょう。
わたしの猫友だちで、いつも家をきれいにしている人がいるんですが、きれいなのは良いけど、猫ちゃんの居場所がどこなんだろうって思う時があります。
ちょっと汚いタオルを置く事になるかもしれませんが、猫が気に入っていている物を使わせてあげましょう。出来れば、ニオイのきつい消臭もやらない方がおススメですよ。
猫の安心できる場所を作る
猫は高い所が好きな場合が多いです。もともと野生の頃は外敵から身を守るために木に登って寝ていたのが、猫の習性です。
出来るだけ人間の目線よりも高くなるような場所を少し作ってあげると、安心してくつろぐようになります。もし、キャットタワーとか置かれる場合は天井まで届くものがおススメですよ。
大声や大きな音を出さない
猫は自然界で狩猟をするために耳がとても発達してきました。ネズミやウサギの発する超音波も聞き分けられるほどなんです。
家族の誰かが帰ってきた時って、猫が一番最初に気づきますよね。人間の耳では全然わからないですが、まずは猫がソワソワして、後から足跡が聞こえてピンポンがなる。って感じですよね。
それくらい猫の耳は敏感なので、大きな音にはとても弱いんです。特に急に大きな音が鳴ったりすると、とてもびっくりします。
猫がびっくりするのを、面白がって何回も繰り返すと嫌われてしまいますので、やめましょうね。
まとめ
猫がなつく行動のコツを理解頂けましたでしょうか。今回は、猫になついてもらえる飼い主になってもらう為、猫がなついている人にとる行動、猫が嫌いな人にとる行動を理解して、不安を感じた方へ猫になついてもらう行動のコツをお伝えしました。
猫が好きな人にとる行動は以下の4点です。心当たりが多いと思うので、自信につながっていれば嬉しいです。
- 飼い主の体の上で寝る
- しっぽを上にピンと立てて寄ってくる
- さりげなく近寄ってきてスリスリする
次に、猫が嫌いな人にとる行動で、特徴的な物を2点あげました。意外と猫がこのようなしぐさをしている事、多いのではないでしょうか。
- 耳が後ろに向く
- 尻尾を素早く揺らす
嫌いな人にとる行動で心当たりを感じてしまった方へ、最後に猫になついてもらうコツを4点お伝えしました。
- 適度に猫との距離感を保つ
- 静かになるべく低姿勢で近づく
- 猫にとって快適な環境を作る
- 大声や大きな音を出さない
猫と人間で少し感覚が違う部分もあります。ちょっとした事ですが、気をつけることで、相思相愛のペットライフを送れると思いますので、参考にしてみてください。