皆さんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
わたしは今日はお休みなので、普段通りの家事と日頃できないところの掃除を片付けて、あとはゆっくり過ごそうかな〜なんて思っています。
このように、うちの愛猫ゆねはわたしが掃除や洗濯をしているとくっついて離れないんです。
皆さんのお家の猫ちゃんはこんなことありませんか。
意外とあるあるな猫のこの行動。
くっついてきてくれるのはとっても可愛いのですが、家事をしていたり、今の時代ですとリモートワーク中など、「ちょっと離れてほしいなぁ」なんて思うこともありますよね。
実は、猫が飼い主にくっついて離れないことには、いくつかの理由があったのです。
それを知ることで、猫からの隠れたメッセージ、ちょっと離れてほしいときの対策法を知ることができますよ。
猫がくっついて離れない理由と対処法
猫がくっついて離れないことには、さまざまな理由があります。
気になるその理由と、わたしたち飼い主がどのように対処すれば良いのかをご紹介していきますね。
理由1、寒い
「ツンデレな猫の、デレ期が到来か?」なんて思っている飼い主さん、その日は急に肌寒くなったと感じた日ではありませんか。
そう、猫は寒がりな生き物。
自分で体温調節をすることができないため、寒い時は人の体にくっついて暖をとっているんです。
寒いと感じたとき、わたしたち人間は体を震わせて体温を上げたり、血液をあまり流さないことで体内の熱を逃さないようにしています。しかし、猫はそういったことができないため、体温調節は不得意なのです。
エアコン効き過ぎではないはずだけど、
冷蔵庫で暖をとる猫達。 pic.twitter.com/tC4Jd6x0tx— apricot (@chihua_nekodays) June 26, 2021
引用:Twitter
このように、多頭飼いをしているご家庭では猫同士でくっついて暖をとる様子も見られるようですよ。
【対処法】暖かいものを用意してあげる
人間にくっついて暖をとる猫ちゃんはとても可愛いですし、くっついてコミュニケーションを取る時間もあっていいと思うのですが、お仕事中だったりトイレに行きたかったりと色々離れなきゃいけない理由がありますよね。
そんな時は、寒がりな猫ちゃんのために暖かいものを用意してあげましょう。
- 毛布、クッション
- 湯たんぽ
- ペット用ヒーター
などです。
ペット用ヒーターを導入するのも手です。
通常のヒーターだと、猫が近づきすぎたりしてやけどの危険性もありますが、こちらはペット用に作られているので安心ですよ。
理由2、お腹がすいた
お腹がすくと、
- 飼い主の周りをうろうろする
- くっついてじっと見つめてくる
- ニャーニャーと鳴く
- 飼い主を噛む
などの行動をすることがあります。
【対処法1】食事の時間の管理をする
お腹がすいたと猫が訴えてくるたびにご飯を与えたり、ご飯のお皿が空っぽになったから新しいご飯を入れてあげるという方法は、どれくらいご飯を食べたかなどを飼い主が把握しづらくなります。
そうすると、食生活が乱れる原因になってしまいます。
まずは、ご飯を与える時間を大体でいいので決めましょう。
子猫(〜生後5ヶ月) | 朝、昼、夕方、夜の4回 |
---|---|
成猫(生後5ヶ月〜) | 朝、夜の2回 |
老猫(7歳〜) | 朝、昼、夜の3回 |
https://www.shiawasegift.com/neko-esa-ichinichi/
【対処法2】食事の量が適切かどうかを確認する
基本的に、1日に与えるご飯の量は、キャットフードのパッケージの裏面に表記されているものを参考にすれば大丈夫です。
ただし、適切量を与えてもご飯を欲しがる場合は要注意。
食べすぎて肥満になる可能性がありますので、時には我慢させることも必要です。
何度もエサのおねだりをされて困った、という方に、こちらの記事がおすすめです。
理由3、甘えている
猫は気分屋な性格ですが、とても寂しがりやな一面もあります。
飼い主さんがお仕事などで外出していて、長い時間お留守番をしていた場合、猫は孤独感や不安を感じ、とても寂しい気持ちになっていることがあります。
そんなとき大好きな飼い主さんが帰ってくると、猫ちゃんは喜びを爆発させ、これでもかと甘えてくるのです。
【対処法】思う存分甘えさせてあげる
長い時間会えなくて寂しかったから甘えてくる、なんて可愛い理由があるなら、たくさん甘えさせてあげるしかありませんよね。
思う存分甘えさせてあげたり、スキンシップを取りましょう。
すると猫は気持ちが満たされて、甘えてきていたのが嘘だったかのように自分の時間を過ごし始める、ということがよくあります。
たとえ忙しくても、少しの時間でいいのでナデナデしてあげましょう。
もし手が離せない時であれば、名前を呼ぶなどしてあげるだけでも猫は嬉しいのです。
理由4、離れることを不安に思っている
猫が飼い主と離れることを異様なまでに嫌がる場合、「分離不安症」という病気の可能性があります。
分離不安症とは、同居している飼い主が外出することで離れ離れになってしまうことに対して強い不安や恐怖を感じ、その不安からさまざまな問題行動を起こしてしまう症状のことです。
分離不安症の猫は、このような問題行動が現れます。
- 飼い主が出かけようとすると、落ち着きがなくなり、大声で鳴いたり、ずっとつきまとう
- 留守番中、大きな声で鳴き続ける
- トイレ以外のところで粗相をする(家具などにマーキングをする)
- 物を壊す
- 下痢や嘔吐がある
- 執拗に毛づくろいをする。それによって脱毛を起こす
- 元気がなく、食欲もない
- 飼い主から常時強い愛情を受けている
- 飼い主の引っ越しなどで、突然ライフスタイルが変わった
- 家にいつも誰かしら家族や動物がいて、1人になることに慣れていない
- 留守番中、ひどく怖い経験をした
これらの原因が分離不安症を発症させると考えられます。
【対処法1】猫が安心できる環境を作る
まず、猫が安心して留守番できる場所を作ってあげることが大切です。
- キャットハウスを設置する
- テレビをつけっ放しにする
などの方法があります。
また、テレビや音楽プレーヤーをつけっ放しにすることで、分離不安症のストレスの軽減が期待できます。
このとき、出かける前にテレビをつけるのはNG。
テレビをつける行為そのものが「これから出かけるよ」というサインになってしまいますので、1時間前からつけっ放しにしておくのが良いでしょう。
【対処法2】留守番をすることに慣れさせる
まずは、数分程度の短い留守番から始めてみましょう。
何事もなくお利口に留守番ができたら、おやつをあげるなどのご褒美をあげると良いですね。
そうして、徐々に留守番をする時間を長くしていきましょう。
留守中の猫の様子が気になる、という方にはこちらの防犯カメラを導入することもおすすめです。
こうした対策をとっても症状が続く場合や、すでにひどく暴れたりするという場合は、動物病院に受診し相談しましょうね。
まとめ
では、分かったことをまとめていきましょう。
【猫がくっついて離れない理由と対処法】
理由 | 対処法 |
寒いから | 毛布、湯たんぽ、ペット用ヒーターなどの暖めるものを用意する |
お腹がすいたから |
|
甘えている | 思う存分甘えさせてあげる |
分離不安症の可能性がある |
|
分離不安症に関しては、飼い主と離れることによる恐怖から留守番中に暴れて物を壊したり、大声で鳴き続けたり粗相をしたりと、さまざまな症状が見られます。
こちらはわたしたちでは症状の重さが判断できかねるので、一度病院に受診するのが良いでしょう。
猫がくっついて離れなかったり、後ろをついてくるのには可愛いものからちょっと心配になってしまうものまで、さまざまな理由があったのですね。
猫は人間の言葉が喋れない分、こうして何かを訴えてきてくれています。
少しでも理解して、猫とのコミュニケーションを上手く取り、より良い関係が築けると良いですよね。