突然ですが、キャットフードの量ってどれくらいが適量か知ってますか。
キャットフードの適量って、実はグラムじゃなくカロリーで判断してるんです。
ちゃんと計量しなかったり、猫が食べるからと量を測らず与えていると、気付いた時には肥満猫になっていた、なんてことも。
わたしが高校生の時に拾ってきた愛猫『しゅり』は、食べられる分の量を与えるやり方であげていました。
特別多く与えてたつもりはなかったけど、次第に貫禄も出て、ついには結石までできちゃったんです。
カロリーを計算してからは、おやつも含め1日の総カロリーを超えないようにし、健康なスリム体型をキープ。
「適量だと思っていても、実はカロリーオーバーで体調を崩してしまった」とならない様に、1日に必要な量が分かるカロリー計算の方法と、一目でグラムを確認できる早見表をご紹介します。
この記事を読み『食』から見直すことで、愛猫の健康生活をより長く楽しむことが出来るヒントになると思います。
キャットフードはグラムよりカロリーが大事
実は飼われている7歳以上の猫の半数近くが、肥満傾向。
そして9割の飼い主がそれに気付いていないというデータもあるんですよ。
その理由の一つは『餌の適量を間違えているから』なんです。
そのため猫の餌の正しい量を知ることが大切。
1回にあげるキャットフードの適量は、グラムではなくカロリーで判断します。
目分量だけだと、とんでもないカロリーになっていることもあります。
逆に生後1年未満の子猫は、1度に食べれる量が少なく、必要なカロリーを摂れていないかもしれません。
人間と同じで、猫も与える量より質(カロリー)がとっても大事なんですね。
キャットフードの適量はカロリーで考える
慣れるまでは少し難しいし面倒だけど、フードが変わった時だけすればいいから、そんなに大変でもないから大丈夫。
それではさっそく適量を計算する方法をご紹介していきます。
キャットフードの適量は体重・年齢で計算
1日のカロリーを計算するときに必要なのが、飼っている猫ちゃんの体重と年齢。
1日にあげるキャットフードだけではなく、おやつも含めたカロリーなので気をつけてくださいね。
- 1歳未満の子猫
体重(kg)×160kcal=1日に必要なカロリー
- 1歳以上の成猫
体重(kg)×80kcal=1日に必要なカロリー
- 7歳以上の老猫
体重(kg)×60kcal=1日に必要なカロリー
例:4㎏の成猫の場合
4kg×80kcal=1日に必要なカロリーは320kcal
※おやつも含めたカロリー
与える餌の適量=
1日に必要なkcal×パッケージに記載のg÷パッケージに記載のkcal
例:成分表に100gあたり390kcalと記載があり、4kgの猫の場合の計算。
320kcal×100g÷390kcal=82g 1日2回あげる場合は1回あたり41g
同じように、なんでだろうと疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
実は子猫のころは成長期でカロリー消費が激しいので、一番カロリーを必要とする時期。
逆に老猫の場合は、運動量が減ることで必要なカロリーが少なくなる時期なんです。
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ドライフードよりウェットフードはカロリー低い
キャットフードには「ドライフード」と「ウェットフード」の2種類あります。
ご家庭により1種類だけや、混ぜて与えたりあると思いますが、ウェットフードのカロリーはドライフードより低いってご存じでしたか。
とあるスーパーで見たウェットフードは、1袋70gのもので、4kgの猫に与える場合1日あたり4袋となっていました。
ということは、この場合ドライフードだと1日82gで済んでいたのが、ウェットフードだと280gも食べなきゃいけません。
これって量を食べれない子猫にとっては超ハード。
少ないと栄養不足に陥ってしまう危険もあるので、そのフードのパッケージで1日に必要な量をしっかり確認することが大切ですね。
ウェットフードにも水分補給ができるなどのメリットもあるし、たくさん食べれることを喜ぶ猫ちゃんもいるでしょう。
夏場の水分補給や、カロリーを抑えたい時はウェットフード多めにして、活用するのが良さそうですね。
カロリーが低いけど、水分を多く含んでいて量もしっかりあり満腹になるので、猫のダイエットにも使えるんですよ。
愛猫の見た目がちょっと丸くなってきたなと感じたらこの記事をチェック。
関連記事:猫の肥満は見た目でも判断できる!あなたの猫ちゃんは大丈夫ですか?
まずここで一旦おさらいをしましょう。
【キャットフードの適量とは】
- キャットフードはグラムではなくカロリーで計算する
- 1日のカロリーはおやつも含めたカロリー
- ライフステージによって必要なカロリーが違う
- ドライフードとウェットフードではウェットフードの方がカロリーが低い
ではここから年齢別に必要なカロリーと、ドライフード・ウェットフードを与えた場合どれくらいの量が必要か、適量をご紹介していきます。
年齢別カロリー早見表
ここでキャットフードの量がすぐに分かるように早見表を作ってみました。
我が家で現在の愛猫『ゆね』に与えているキャットフードのカロリーを基に作成しました。
子猫(1歳未満)
成猫より2~4倍のカロリーが必要、1度に食べる量は少ないので3~4回に分ける。
・現在の体重(kg)×160kcal=1日に必要なカロリー
子猫の体重 | 1日の 必要カロリー |
ドライフード 1回の餌の量 (1日4回の場合) |
ウェットフード 1回の餌の量 (1日4回の場合) |
1㎏ | 160㎉ | 10g | 66g |
2㎏ | 320㎉ | 20g | 133g |
3㎏ | 480㎉ | 30g | 800g |
4㎏ | 640㎉ | 41g | 266g |
5㎏ | 800㎉ | 51g | 333g |
(ドライフード100gあたり約390㎉、ウェットフード70gあたり42㎉の場合)
成猫(1歳以上)
朝と夜の2回に分けるのが望ましいです。
・現在の体重(kg)×80kcal=1日に必要なカロリー
成猫の体重 | 1日の 必要カロリー |
ドライフード 1回の餌の量 (1日2回の場合) |
ウェットフード 1回の餌の量 (1日2回の場合) |
3㎏ | 240㎉ | 30g | 200g |
4㎏ | 320㎉ | 41g | 266g |
5㎏ | 400㎉ | 51g | 333g |
6㎏ | 480㎉ | 61g | 400g |
7㎏ | 560㎉ | 71g | 467g |
8㎏ | 640㎉ | 82g | 533g |
9㎏ | 720㎉ | 92g | 600g |
10㎏ | 800㎉ | 102g | 667g |
(ドライフード100gあたり約390㎉、ウェットフード70gあたり42㎉の場合)
老猫(7歳以上)
運動量が減るのでカロリーは抑える、1度に食べる量は減るので3~4回に分ける。
・現在の体重(kg)×60kcal=1日に必要なカロリー
成猫の体重 | 1日の 必要カロリー |
ドライフード 1回の餌の量 (1日2回の場合) |
ウェットフード 1回の餌の量 (1日2回の場合) |
3㎏ | 180㎉ | 11g | 75g |
4㎏ | 240㎉ | 15g | 100g |
5㎏ | 300㎉ | 19g | 125g |
6㎏ | 360㎉ | 23g | 150g |
7㎏ | 420㎉ | 26g | 175g |
8㎏ | 480㎉ | 30g | 200g |
9㎏ | 540㎉ | 34g | 225g |
10㎏ | 600㎉ | 38g | 250g |
(ドライフード100gあたり約390㎉、ウェットフード70gあたり42㎉の場合)
餌の与え方については皆さんそれぞれのご家庭や猫の性格にあったやり方があると思います。
こちらの記事で餌の与え方について詳しく説明しているのでぜひチェックしてみてください。
関連記事:猫に餌を与える時間は何時がベスト?【最適なタイミング見極める方法】
やっぱり猫ちゃんもポッチャリ体型の場合、適正体重までダイエットが必要です。
では適正体重とは一体何キロなんでしょう。
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猫の適正体重とは1歳の時の体重
成猫の適正体重とは、1歳の時の体重。
猫は1歳で大人になり、それ以降はほとんど成長しないから、その時の体重を維持していくのが理想なんですよね。
と、わたしのことはさておき、体重が多いようなら減らせるようカロリーを調整した方が、猫ちゃんも過ごしやすいです。
肥満猫の場合はダイエットできるよう、今の体重(kg)×80㎉未満で計算しましょう。
他にも猫の体の状態に合わせてカロリーは調整が必要になることも。
次にそれぞれのシーン別に必要なカロリーをご紹介していきますね。
シーン別カロリー早見表
【カロリーに気をつけたい猫たち】
- ダイエットが必要な猫
- 妊娠中・授乳中の猫
- 避妊・去勢手術後
上記のような猫たち用にも早見表をご用意しましたよ。
ダイエットが必要な成猫
まずはダイエットが必要な猫の場合からご紹介しましょう。
空腹を避けるため3~4回に分け、ドライフード・ウェットフードのミックスがおすすめです。
空腹になることで、体が栄養をため込もうと太りやすくなったり、早食いをしてしまうことがあるため避けるようにしましょう。
・現在の体重(kg)×70kcal=1日に必要なカロリー(目安)
体重 | 1日の 必要カロリー |
ドライフード 1回の餌の量 (1日4回の場合) |
ウェットフード 1回の餌の量 (1日4回の場合) |
5㎏ | 350㎉ | 22g | 146g |
6㎏ | 420㎉ | 26g | 175g |
7㎏ | 490㎉ | 31g | 204g |
8㎏ | 560㎉ | 36g | 233g |
9㎏ | 630㎉ | 40g | 263g |
10㎏ | 700㎉ | 45g | 292g |
(ドライフード100gあたり約390㎉、ウェットフード70gあたり42㎉の場合)
品種・体格や運動量により、絶対的な体重の数値はないため、体重以外にも日ごろから触るようにして管理するのがベストです。
妊娠中・授乳中
なので、回数を増やすことで1回の食事での猫の体への負担を減らしてあげましょう。
妊娠中は通常の2倍、授乳中は通常の2~6倍のカロリーが必要で、3~4回に分ける。
・現在の体重(kg)×160kcal=1日に必要なカロリー
体重 | 1日の 必要カロリー |
ドライフード 1回の餌の量 (1日4回の場合) |
ウェットフード 1回の餌の量 (1日4回の場合) |
3㎏ | 480㎉ | 30g | 200g |
4㎏ | 640㎉ | 41g | 266g |
5㎏ | 800㎉ | 51g | 333g |
6㎏ | 960㎉ | 62g | 400g |
7㎏ | 1120㎉ | 72g | 467g |
8㎏ | 1280㎉ | 82g | 533g |
9㎏ | 1440㎉ | 92g | 600g |
10㎏ | 1600㎉ | 102g | 667g |
(ドライフード100gあたり約390㎉、ウェットフード70gあたり42㎉の場合)
避妊・去勢手術後
避妊・去勢手術後は、代謝が変わり運動量が減るため太りやすいと言われています。
けれど今までと変わらない猫ちゃんもいるので、今までと同じフードで増えるなら、肥満猫と同じように少しカロリーを控えて様子を見てみましょう。
・現在の体重(kg)×70kcal=1日に必要なカロリー(目安)
体重 | 1日の 必要カロリー |
ドライフード 1回の餌の量 (1日2回の場合) |
ウェットフード 1回の餌の量 (1日2回の場合) |
3㎏ | 210㎉ | 26g | 175g |
4㎏ | 280㎉ | 36g | 233g |
5㎏ | 350㎉ | 45g | 292g |
6㎏ | 420㎉ | 54g | 350g |
7㎏ | 490㎉ | 63g | 408g |
8㎏ | 560㎉ | 72g | 467g |
9㎏ | 630㎉ | 81g | 525g |
10㎏ | 700㎉ | 90g | 583g |
(ドライフード100gあたり約390㎉、ウェットフード70gあたり42㎉の場合)
猫ちゃんによって体重や状況は様々あります。
与えるキャットフードが変わった時と、その時の猫の状況に合わせての計算がベスト。だけど自分での計算がどうしても難しい時は、獣医師広報板では自動で計算してくれるので、参考にしてみてください。
【カロリーに注意が必要な場合と計算方法】
- ダイエット中の猫 体重(kg)×70kcal
- 妊娠・授乳中の猫 体重(kg)×160kcal
- 避妊・去勢後の猫 体重(kg)×70kcal
おやつはルールを守ればあげられる
おやつは猫にとって必ず必要というものではありません。
ですが、飼い主と猫との大事な絆を深めるためにも、猫に嬉しいおやつをあげることってとっても有効的。
いわばコミュニケーションツールなのです。
おやつって健康のためにも役立ってるんだにゃ
ここで心配なのがカロリーオーバーになってしまうことですね。
そこで覚えておきたいのがおやつは1日に必要なカロリーの1~2割程度までというルール。
つまり成猫で4kgの場合は1日に必要なカロリーが320kcalなので、おやつは32~64kcal以内ならOKということになります。
CMでもおなじみのこちらのおやつ。
1本約7kcalとカロリーが書かれているので、計算しやすくてあげやすいですよね。
おやつをあげるときはまずカロリーをチェックしましょう。
観察して量を決めるのが大事
パッケージの餌の量はあくまで目安、メーカーによっては多めに書かれていることがあります。
品種や体格、運動量(室外飼い・室内飼い)でも違うから、この数値を基に飼っている猫ちゃんの体をみて、適量を探ってもらえたらと思います。
わたしたちにとって1gってなんとも思わないけど、猫にとっては1gの積み重ねが、今後の健康にかかわるかもしれません。
わたしはその1gを甘く見て、しゅりに尿路結石という辛い思いをさせてしまいました。
ちゃんと計量して、飼っている猫ちゃんの適量をみつけてあげてくださいね。
関連記事:猫は餌でダイエット出来るの?キャットフードで問題解決しよう!
https://www.shiawasegift.com/neko-esa-diet-2/
まとめ
【猫のキャットフードの適量の考え方】
- キャットフードはグラムよりカロリーで判断するのが大事。
- キャットフードの適量は体重・年齢で計算。
- ドライフードよりウェットフードの方が満腹になるが、低カロリーなためうまく活用。
- 1歳の時の体重をキープできるよう餌の量を調節する。
- 猫ちゃんによって適量は変わるから、体を見て量を調節。
キャットフードによって100gあたりのカロリーは違うので、お家であげているものを今すぐチェックしてみてくださいね。
それが分かったら今度は下の計算式で計算してみてください。
【1日に必要なカロリー】
子猫 | 体重(kg)×160kcal |
---|---|
成猫 | 体重(kg)×80kcal |
老猫 | 体重(kg)×60kcal |
ダイエット中 | 体重(kg)×70kcal |
妊娠・授乳中 | 体重(kg)×160kcal |
避妊・去勢後 | 体重(kg)×70kcal |
【カロリーから与えるグラムの出し方】
1日に必要なカロリー×パッケージに記載のg÷パッケージに記載の㎉=与える餌の適量
例:成分表に100gあたり390㎉と記載があり、4kgの猫の場合の計算。
320kcal×100g÷390kcal=82g 1日2回あげる場合は1回あたり41g
猫ちゃんの性格によりたくさん食べる子もいれば、食べない子もいます。我が家の猫はわたしに似たのか、あったらあっただけ食べれる子。
おやつも愛猫との大切なコミュニケーションツール。しっかりルールを守れば大丈夫でしたね。
お家の猫ちゃんの様子を見ながら、おやつで誘惑して仲良くなってもらえたらと思います。
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