突然ですが、うちの愛猫ゆねはよく眠ります。
羨ましいと思うほどに、朝も昼も本当によく寝るんです。
今でこそたくさん寝るゆねですが、引き取って間もない子猫だった頃のゆねには、全然寝ない時期がありました。
一日働いてクタクタなわたしは早く寝たいのに、夜遅くなっても元気いっぱい動き回るゆね。
あの頃のわたしは、ゆねの鳴き声や動き回る音で目が覚め、睡眠不足になっていました。
子猫を飼い始めた皆さま、同じようなことに悩んでいませんか。
寝てくれない理由が分からず、大好きな子猫ちゃんに対してイライラしてしまっていませんか。
わたしもそうでした。
昔飼っていたみゅうとしゅりは成猫でしたし、恥ずかしながらあまり気にしていなかったので、子猫が寝ない理由も対処法も分からず、イライラする夜が続きました。
しかし、わたしも睡眠不足でイライラするのと同じように、ゆねも寝られなくてストレスに思っているのかもしれない。そう思い、改善を試みたのです。
結果はご覧の通り。
今同じ思いを抱えている皆さんもこの記事を読めば、今のゆねのようにぐっすりよく寝るようになるはずです。
平均的な子猫の睡眠時間は?
寝ないと言っても、子猫は一日にどれくらい寝るものなのか知らないと実際本当に睡眠時間が足りていないのか分かりませんよね。
年齢別の猫の平均的な睡眠時間はこちらの通りです。
成長期(~1歳) | 15時間〜20時間 |
成熟期(1歳〜6歳) | 15時間〜20時間 |
高齢期(7歳〜) | 15時間〜20時間 |
どの年齢でも、一日の大半を寝て過ごしているんですね。
特に成長期は、ほぼ丸一日寝ていることがほとんどです。
なぜこんなにたくさんの時間を寝て過ごすのかというと、理由は二つあります。
- まだ体が小さいので、活動時間以外の体力を保つことができない。
- 身体を成長させるため。(寝ることで成長ホルモンが分泌されます)
「寝る子は育つ」と、人間でもよく言いますよね。
人間の子供と一緒で、身体が未成熟な子猫には睡眠がとても重要なのです。
あなたのお家の子猫ちゃんはこれくらいの睡眠時間を取れているでしょうか。
そうですよね。わたしも働きに出ているので、毎日見ているわけにはいきません。
そういった場合は、一日お家にいる日はそっと見守ってあげるか、外出時にも猫の様子が確認できる見守りカメラなどの商品もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
子猫が寝ない理由と対策法
大切な子猫が睡眠不足と分かれば、体のことも心配になりすごく不安ですよね。
子猫が寝ない原因は主に3つあります。
- お家に慣れていない
- 体力が有り余っている
- まれに病気の可能性がある
今日から始められる対策と合わせて、詳しく説明していきますね。
お家に慣れていない
猫は、縄張り意識が強い生き物です。
ですから来たばかりのお家に対して不安や戸惑いが大きく、慣れるまでに時間がかかることが多いです。
本来ならば母猫やきょうだいたちと一緒に生活している時期なので、突然の環境の変化に不安や警戒心を持つのは当然のことです。
対策1:子猫のペースでお家に慣れさせる
子猫を迎えると、たくさん可愛がってあげようとつい構いがちになりませんか。
しかし、子猫は環境の変化により疲れてしまっている場合がありますので、まずはゆっくり休ませてあげましょう。
子猫が元気になってきたら、部屋の中を自由に歩かせます。
この時もあまり構いすぎず、子猫のペースで動き回るのを見守りましょう。
家の中の様子を見て回ったり、匂いを嗅いだりしながら、子猫は新しい環境に慣れていきます。
対策2:落ち着く場所を作ってあげる
猫は寝る場所の好みが強い生き物です。
性格や気分によっても好みが変わります。
うちのゆねはとにかくソファーが大好き。
皆さんのお家の子猫ちゃんは、どんなところがお気に入りでしょうか。
・暗くて狭い場所
・静かな場所
・タンスやテーブルの上などの高い場所
・太陽の当たる暖かい場所
・毛布やソファーなど、ふかふか柔らかいものがある場所
探索して自分で見つけることもありますが、キャットタワーや、屋根のある狭い猫ハウスを置いたり、寝床をあちこちに用意すると、子猫がその時の気分で寝心地のいい場所を選ぶことができます。
ネット通販では様々な猫用ベッドなどが売っていますので、子猫ちゃんが好きそうなものをセレクトしてみるとお気に入りの寝場所になるかもしれません。
体力が有り余っている
お家に慣れてきて昼間よく寝るようになれば、子猫にとって必要な睡眠時間を確保できるので一安心。
ですが、夜になると元気いっぱいでは、飼い主さんにとってはストレスになってしまいますね。
猫は薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)。
薄明薄暮性とは、主に明け方と夕暮れの時間帯に活発に行動する性質のことです。
日中は体力を蓄えるため寝て過ごし、明け方や夕暮れどきに狩りをして生きていました。
しかし、現代の室内飼いの猫の場合、日中に蓄えた体力を狩りで発散することができません。
特に子猫は好奇心旺盛で、遊ぶことで狩りの練習をしている時期です。
十分に遊んでもらえず、蓄えたエネルギーを発散できずにいると、夜寝ないで遊んだり、鳴いたりしてしまいます。
対策1:子猫とたっぷり遊ぶ
休日お昼寝をしすぎて夜寝られなくなるうちの息子も、小学校がある日、特に体育があった日なんかは疲れて夜は爆睡。
そんな息子と同じように、子猫も活動時間に遊ぶなどして体力を使うと、回復するためにきちんと寝られるようになります。
就寝前、子猫とたっぷり遊んであげましょう。
ネット通販には猫と遊ぶためのおもちゃもたくさんあります。
また、子猫が一人で遊べるグッズなどもありますので、チェックしてみてください。
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対策2:生活リズムを整える
子猫だけではなく、飼い主さんの生活リズムを整えることが重要です。
子猫が深夜に暴れるとあなたが寝られないように、飼い主が夜遅くまで電気をつけていたり、寝る間際までテレビの音量を大きくしていたりすると、猫も興奮して寝られるものも寝られなくなってしまいます。
飼い主さんが寝る時間には電気を消すこと、子猫が起きている間にきちんとコミュニケーションを取ってあげること(対策1で紹介したように遊んであげること)が大切です。
病気の可能性がある
猫が寝ない場合、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)という病気の可能性があります。
病気と聞くととても心配ですよね。
ですが、どうか落ち着いてください。
発症の多くは8歳以上の高齢期の猫に見られる病気です。
しかし、完全にないとは言い切れませんので、不眠と平行して下記の症状が見られる場合は、病院で診察を受けてください。
- ご飯を食べているのに、痩せていく
- 食欲不振、または多食になる
- 落ち着きがなくなったり、攻撃的になる
- 毛が抜けたり、毛艶が悪くなる
- 下痢や嘔吐がある
- 呼吸が速くなる
まとめ
考えられる子猫が寝ない理由と、対策をお伝えしてきました。
それではまとめに入ります。
・来たばかりのお家に慣れておらず、安心して寝られない
・エネルギーを消費できず、体力が有り余って寝る時間に遊んでしまう
このようなことが原因として考えられます。
では、どのように対策すればいいかというと
・最初はあまりかまわず、家に慣れさせることで安心した睡眠へ繋げる
・狭い場所、暖かい場所など、寝心地の良い場所を用意してあげる
子猫にとって睡眠は体の成長を支える大切な要素です。
子猫ちゃんが安心して寝られるようになりますように。