初めてあった人にこんな質問しませんか。
猫を飼っているわたしとしては『猫』と答えが返ってくることを願っていますが『犬』と返ってくることが多いです(笑)
この会話で、初対面の人とも仲良くなれることあります。
その中の一人が、初めて室内で犬を飼い始めたそうです。
抜け毛は多いし、走り回って物は壊すし、大変だと言っていました。
やはり、飼う苦労は猫と同じようですね。
犬も猫もかわいいのは変わりませんが、これから犬か猫を飼おうと考えている方にとって、抜け毛問題は不安要素の一つになっているのではないでしょうか。
そこで今回は、犬と猫の抜け毛や毛のお手入れ方法の説明。また実際に飼うときに犬と猫ではどんな違いがあり、飼う上でどんな点に注意していく必要があるのか徹底比較していこうと思います。
これを読んで、ペットとハッピーライフをおくりましょう。
犬と猫の抜け毛どっちが多い
やはり犬や猫を飼うとなると心配になるのが抜け毛問題。
抜け毛は空中に舞いやすいため、ハウスダストのきっかけになります。
特に小さいお子さんがいる家庭は気になりますよね。
そこで、まず犬猫の抜け毛について解説をします。
犬と猫の毛の仕組み
犬と猫の毛の仕組みは同じです。
出典:pettyホームページ
犬も猫もシングルコートとダブルコートと無毛種の3種類の被毛になります。
毛の仕組みは一緒のため犬猫どっちが抜けやすいということは一概に言えません。
毛の種類、長さによります。
【抜け毛が多い順】
- ダブルコート 長毛
- ダブルコート 短毛
- シングルコート 長毛
- シングルコート 短毛
- ヘアレス
では、毛種の説明していきますね。
シングルコート
体を覆う被毛がオーバーコートだけで構成されている構造
毛が生えかわる換毛期がないので、比較的抜け毛が少ないのが特徴です。
- シンガプーラ
- シャムネコ
- ソマリ
- ヨークシャテリア
- マルチーズ
- プードル
- チワワ
犬のシングルコートは、抜け毛は少ないですが、長毛種の場合、お手入れをしないと毛玉ができたり、ニオイの原因になります。こまめに手入れはしましょう。
そして犬のシングルコートには、毛が伸び続ける犬種がいます。これらの犬種は定期的なトリミングが必要です。
プードル マルチーズ シュナウザー ケリーブルーテリア など
ダブルコート
オーバーコートとアンダーコートの二重構造の被毛で体全体が覆われている
シングルコートとは違い、体温調節のために春や秋に換毛期があります。比較的短毛種が多いのですが、換毛期には下毛が多く抜けてしまいます。
春の換毛期には、アンダーコートが抜けてすっきりします。
秋の換毛期には古いアンダーコートが抜けてからフワフワの毛が生えてきます。
- ペルシャ
- アメリカンショートヘアー
- スコティッシュフォールド
- ロシアンブルーなど
- ゴールデンレトリバー
- ポメラリアン
- 柴犬
- スピッツなど
毛が一番抜ける毛種になるので、ブラッシングや掃除が必要になってきます。
へアレス
ヘアレスの犬猫の最大の特徴は、被毛がほとんどないことです。そのため、抜け毛やフケが少なく、特にアレルギーを持つ人に向いていると言われています。
毛が無いので、直接皮膚に刺激があたります。
強い紫外線や厳しい寒さ、乾燥などに対してはケアが必要になります。
- スフィンクス
- ドンスコイ
- ピーターボールド
- バンビーノ
- ユークレイニアン・レフコイ
- ミンスキン
- エルフキャット
- チャイニーズ・クレステッド
- ショロイェツクウィントリ
- ヘアレス・カーラ
- アメリカン(ヘアレス)テリア
- アルゼンティニアン・ヘアレス・ドッグ
- ペルービアン・インカ・オーキッド
- ペルービアン・ヘアレス・ドッグ
犬と猫のお手入れ方法の違い
犬と猫の毛の仕組みは一緒ですが、特性の違いからお手入れ方法が違ってきます。
お手入れ方法を紹介していきますね。
猫の毛のお手入れ方法
猫は、シャンプーの必要性は毛の長さによって異なります。
しかし長毛種は月1回、短毛種は、よほど汚れが気にならないかぎりシャンプーの必要はありません。
そして体臭はほとんどありません。
毎日のブラッシングのみで大丈夫です。
なぜなら猫は、とってもきれい好きだからです。
いつも自分でグルーミング(毛づくろい)をすることにより体を清潔に保つことができます。
猫の舌はザラザラっとしています。
このザラザラが抜け毛や自分の身体についた汚れやほこりを取っているのです。
そして唾液には殺菌作用が含まれて身体を清潔に保ちます。
狩猟をしていた猫は獲物に気づかれないように体臭を消さなければなりませんでした。その名残で今でも常に身体をキレイに保つ努力をしています。
犬の毛のお手入れ方法
犬の場合は毎日のブラッシングに加えて、トリミングやシャンプーが必要です。
特にシングルコートの犬は毛が伸び続けるので、カットやトリミングにいかなくてはなりません。
一般的なペットサロンの値段
- 小型犬:3,000円~8,000円
- 中型犬:5,000円~8,000円
- 大型犬:7,000円~10,000円
犬は室内飼いでも、散歩は毎日連れていきますよね。その時に汚れたり花粉やほこりがついたりします。ほおっておくと皮膚のトラブルなどになります。
そして犬には体臭があります。
犬の名誉のためにいっておきますが(笑)けして不潔なわけではありません。
犬は群れの中で生活する生き物です。体臭は群れ中での大切な役割を果たしていました。
体臭で相手の状況や存在を確かめることができるからです。
ただ、ほおっておくと、強烈な体臭がすることがあるので月に2回以上シャンプーは必要にです。
次にともにペットとして代表格といえる犬と猫。この2種の性格や習性にはどんな違いがあるのか、詳しく説明していきたいと思います。
犬と猫を徹底比較
よく猫と犬を例えるときに使われる言葉を知っていますか
イヌはご馳走をくれた人を神だと思い、ネコはご馳走をもらえた自分を神と思う
ここでは犬と猫の性格の違いをみていきます。
猫の性格
猫は、自由気ままです。クールで甘えない、呼んでも寄ってこないなんてよく言われますよね。
猫はその時のシチュエーションや感情で動きます。
まず、飼い主に合わせてくれることはないので、飼い主が猫に合わせて生活をする必要があります。
単独生活の習性が強く、リーダーに従うという概念がないため、飼い主に対しても順位をつけず、対等だと思っているのです。
ただ、飼い主のことを母親だと思って付いて回ったり甘えてくる子もいますよ。
離乳していない猫を保護してミルクをあげながら育てると、とても人なつっこくなります。
ただ乳飲み子を育てあげるのは、大変な作業になります。
犬の性格
犬は飼い主さんを尊敬し、深い愛情をもちます。
犬は、群れの中でリーダーに従って集団生活をしていました。なので、自分より強いと認めた人には忠実に従います。
しかし、自分より格下だと思われると、攻撃してきたり、言うことをきかなくなったりします。
かわいいからと甘えさせてしまうと大変なことになります。
逆に愛情を独占したくて、飼い主以外の人に攻撃的になる子もいます。
そういう子の前では、他の犬をかわいがったり、子供を可愛がったりすると嫉妬してケガをさせたりすることがあるので気をつけましょう。
しっかりしつけをすることが大切です。
犬と猫の身体能力の違い
犬と猫は、身体能力に違いがあります。
たしかに屋根に上に登る犬は見たことないし、麻薬探知猫はみたことないですよね。
それでは比べてみましょう。
猫 | 犬 | |
飼い主さんをすぐに忘れる | 記憶 | 飼い主さんを覚えている |
30~6.5万ヘルツ | 聴覚(人20~2万ヘルツ) | 15~5万ヘルツ |
人の100万倍※1 | 嗅覚 | 人の20~27倍 |
80種類聞き分けれる | 言語能力 | 80種類聞き分けれる |
鎖骨があり前脚を大きく開けることができる | 前脚 | 鎖骨がなくうまく使えない |
犬より臭い | 排泄物の臭い | 猫より臭くない |
肉食 | 食事 | 雑食 |
瞬発力 | 運動能力 | 持久力 |
次に実際飼うとなった場合には、どんな飼育環境が必要になるのかを説明していきますね。
犬と猫の室内飼育する時の環境の整え方
犬は生活する場所に広さが、猫は高さが必要になります。
猫を室内で飼うときの生活環境
上下運動ができる環境
猫は、上り下りができる棚や出窓があれば大丈夫。キャットタワーやキャットウォークなどあるとなおよいです。
段ボールで手作りなんていうのもいいですね。(愛情が感じられます)
お留守番や隔離したいときに必要なケージは2階以上にしてくださいね。
トイレ
猫を飼うときはトイレと排泄物を砂で隠す習慣があるため猫砂を用意したあげてください。
フタ付きや、潜るタイプいろいろあるので、試してみて気に入るものを探してあげてくださいね。
なぜ猫は砂かけをするのか。理由を知りたい方はぜひみてください。
トイレのしつけは、とても簡単ですが、トイレは清潔にしていないと粗相をします。
気をつけてくださいね。
猫自身のおしっこがついた砂を少しいれてあげるとそこがトイレと認識します。
つめとぎ
猫は爪とぎが大好きです。
猫にとって爪は、獲物を捕るため、自分の身を守るために大切な武器でした。
その名残で、爪とぎをして古い爪をはがし新しいするどい爪にするのです。
爪とぎを置かずにほおっておくと、壁もソファーもバリバリされてしまいます。
犬を室内で飼うときの環境づくり
広さのある部屋
犬は、ボールをおいかけたり、走り回ったりするので、ある程度の広さを確保する必要があります。
犬の大きさ(犬種)にもよりますが、部屋数の少ない単身用のアパートやマンションは難しいです。
ケージも置く際も、高さより広さが必要になるので、家の大きさを考えて、飼う犬種を選ぶとよいでしょう。
犬には1段ゲージがおすすめです。
犬に、入ってほしくない場所には柵などを設置すると安心です。
トイレ
犬の場合は、ペットシーツとトイレ用のトレーを使うのが理想的です。
トレーを使うと部屋のトイレの区画がつくれるため、犬にトイレとして認識しやすくなります。
トレイは体に合わせたものを用意してあげましょう。
このような商品になります。
犬種によりますが、2〜3週間程度で覚えさせるのが目安になります。
もしそれ以上たっても覚えられないときは、ドッグトレーナーに相談してみてください。
散歩に連れていく
室内で走り回っているから大丈夫と思うかもしれません。
でも人間もずっと家にいたら、外に出て息抜きをしたくなります。
長い時間でなくても大丈夫なので外に連れて行ってあげましょう。
大型犬なら1時間程度、小型犬なら30分程度、朝晩と2回に分けても大丈夫です。
散歩から帰ってきた後はぬれタオルで口の周りや足、おしりをふいてあげましょう。
ほこりを取るためのブラッシングも忘れずに!
まとめ
犬と猫の抜け毛や違いを比較解説してきました。
抜け毛の量の多い少ないは犬猫では一概にはいえず、毛の種類で違いましたね。
- ダブルコート 長毛
- ダブルコート 短毛
- シングルコート 長毛
- シングルコート 短毛
- ヘアレス
猫と犬は生態や身体能力や性格にたくさんの違いがあります。
- 散歩をしなくてもいい
- 体臭がほとんどなくシャンプーをしなくてもいい
- 上下運動ができる環境が必要
- トイレは簡単に覚える
- 爪とぎをするので、注意が必要
- 猫は自由気まま、飼い主さんにあわせて行動することはないので、飼い主さんがあわせなければならない
- 室内飼いでも散歩が必要
- 体臭があるため、シャンプーとブラッシングが必要
- 大きさにもよるが、広い場所で飼うのが理想
- トイレのトレーニングに時間がかかる
- 飼い主に従順で、深い愛情をもって接してくれます。
- しつけができる
犬も猫もいいところもあり悪いところもあります。
どっちがいいとは、答えはないですが、自分の気持ちと生活リズム、住環境にあわせて選ぶのが1番ですね。