愛猫家にとって最大の心配事といっても過言ではない、『猫の脱走』。
玄関のドアを開けた瞬間や、洗濯を干している時など、ヒヤッとした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
あのやわらかい体で、すごく狭い隙間をスルリと通り抜けていくんですよね。
実際、Twitterでも毎日何件もの脱走した猫を探しているという書き込みがされています。
気を付けていても、ふとした拍子に脱走してしまうこともあるんです。
すぐに見つけて連れ帰ることができれば良いですが、探している人が多いことからも保護が容易でないのがわかりますね。
そんな万が一の時に24時間対応してくれる、猫の迷子捜索サービスがあるんです。
今回は、愛猫の脱走を心配する飼い主の強い味方となる、情報サイト「MY PET LIFE」が提供しているサービスをリサーチしていきます。
『MY PET LIFE』の脱走後に備えるサービスとは?
大切な愛猫が迷子になった時に、最大3日間無償でプロに捜索を依頼できたら、かなり心強いですよね。
『MY PET LIFE』では、月額550円でこのサービスを受けることができるんです。
探してくれるプロというのが、迷子になったペットの捜索を専門で行っている、『ジャパンロストペットレスキュー』。
ジャパンロストペットレスキューでは、ファイバースコープや動体探知カメラなどを使いながら、動物の行動や習性を熟知しているスタッフさんが捜索をしてくれます。
脱走直後は心配で、冷静ではいられなくなってしまう飼い主さんが多いのではないでしょうか。
そんな時のプロの視点は、愛猫の発見に大きくプラスになること間違いなしです。
【場所別】猫の脱走を防ぐための対策
猫の脱走を心配している飼い主さんであれば、すでに脱走防止対策をされている方がほとんどかもしれません。
ここで一度、脱走を防ぐ対策を確認しておきましょう。
玄関
窓
ベランダ
キャリーバッグ
チェックポイント1:玄関
脱走するルートとして、一番多いのは玄関です。
家族の出入りは気を付けていても、宅急便や来客など、足元にばかり意識を向けられないこともありますよね。
脱走防止の対策【玄関】
- 玄関ドアを開ける前に猫の居場所を確認する
- ”ドアを開ける幅は狭く”を徹底する
- 脱走防止用の柵を設置する
- 「猫がいます」ステッカーをドアの外に貼る
猫が玄関ドアに簡単にたどり着けないようにすることがポイントです。
我が家では子供がドアの開け閉めをするので、柵を設置していますよ。
猫の脱走の恐れがあることを知らないお客様に向けて、ドアにステッカーを貼っておくのもかなり有効な作戦ですね。
チェックポイント2:窓
続いて脱走経路として多いのが窓です。
特に、窓を開けると心地の良い季節は要注意。
ガラスを突き破るツワモノはいなくても、網戸であれば爪でひっかいたり頭突きをすれば破れてしまうからです。
脱走防止の対策【窓】
- ペット用網戸に張り替える
- 網戸が開かないようにストッパーをつける
ペット用網戸は、猫の鋭い爪でも簡単には破れないほどの耐久性があります。
網戸用のストッパーは専用のものも売られていますが、100均売っている長いつっぱり棒でも代用できますよ。
チェックポイント3:ベランダ
次に脱走の恐れがあるのは、ベランダです。
気を付けるべきタイミングは、洗濯ものを干したり取り込んだりする時。
ベランダの柵が格子状であれば隙間からの脱走、壁状であっても飛び越えての脱走が心配です。
脱走防止の対策【ベランダ】
- 格子状の柵はサンシェードなどでふさぐ
- 洗濯の出し入れ時は猫がベランダに近づけないようにする
玄関と同様、猫に注意を向けられない時は、ベランダにたどり着けないようにするのが安心です。
一時的に他の部屋にいてもらうなどの工夫も良いですね。
チェックポイント4:キャリーバッグ
最後になりますが、キャリーバッグからの脱走も考えておきたいですね。
動物病院に行く途中、キャリーバッグから飛び出したっきり行方不明になってしまう猫も少なくないんです。
脱走防止の対策【キャリーバッグ】
- 猫を洗濯ネットにいれてからキャリーバッグに入れる
- 猫の体のサイズに合ったバッグを使う
動物病院でパニックにならないようにする上でも、洗濯ネットに入れるのはオススメ。
洗濯ネットに入っていれば、万が一キャリーバッグから飛び出してしまっても自由に動くのは難しいので安心なんです。
対策していても猫は脱走することがある
ふとした拍子に外に出てしまうことがあるのが猫なんですよね。
それは、猫がかなり狭い隙間も通ることができてしまうからなんです。
成猫であっても、その幅なんと10cmと言われています。
脱走した猫はその後どうなる?
猫が脱走した後、戻ってくることもあれば、迷子になってしまうことも。
迷子になった場合は、親切な人であったり保健所に保護される猫、野良猫として暮らしていく猫といろいろです。
脱走した猫が家に戻ってくる確率
普段から外に出ることがある猫の場合、数日いなくなったとしても80%の確率で帰ってくると言われています。
理由ははっきりとはわかっていませんが、猫の帰巣本能がそうさせているようです。
動物が持つ、離れた場所からも巣や家に戻ることができる能力のこと。嗅覚・方向感覚・体内時計・磁気を感知する器官などを使っていると言われています。
ただし、完全室内飼いの猫になると話は別。
完全室内飼いの猫が脱走して迷子になった場合、家に戻ってくる確率はほぼ0%なんです。
小学生の子供でも離れた友達の家から帰ってくることができるのに、旅行先では大人でもホテルに帰りつけないことがあるのと同じですね。
保護されても飼い主の元に戻れるのは少数
環境省が発表しているデータがあるので、こちらをご覧ください。
引取り数(所有不明) | 返還数 | 返還割合 | |
成猫 | 10,629 | 240 | 2.3% |
幼猫 | 32,310 | 65 | 0.2% |
(対象期間:2019年4月1日~2020年3月31日)
参考:環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
飼い主から引き取られる約10,000頭を含めると、この期間に引き取られた猫が約53,000頭。
返還さなかった猫のうち約25,000頭は譲渡されましたが、約27,000頭は殺処分となっている悲しい現実があります。
マイクロチップは保護された時のみ有効
保護された後、情報を読み取ってもらうことができれば、マイクロチップは有効です。
一方で、GPSの機能は備わっていないため、照会されない限り発見の手掛かりにはならないんです。
さらに環境省によれば、猫は犬と違って自治体に保護されるケースはあまりないとのことですよ。
2022年からいよいよ義務化になる犬猫へのマイクロチップの装着。
飼い主の情報などが登録されているチップを、注射器のようなもので猫の皮膚の下に埋め込みます。
首輪につける迷子札の電子版・体内埋め込み型という感じです。
猫の脱走後に心配なトラブル
猫が脱走した時には、次のような危険な目に合う可能性があります。
- 交通事故
- 野良猫との喧嘩による怪我や病気
- よその猫になってしまう
交通事故に合う心配
俊敏に動く猫は、車さえもよけることができそうなイメージですよね。ですが、決してそうではありません。
車を目の前にすると、恐怖で体が動かなくなってしまう生き物なんです。
獲物を見つけて飛び出してしまったものの、ヘッドライトにびっくりして硬直、なんてことも起こります。
外にほとんど出たことがなければなおさら、車に慣れていないので交通事故に合わないか心配ですね。
野良猫との喧嘩による怪我や病気
脱走すると、外で野良猫に会う可能性も考えられます。
猫は縄張り意識が強いので、喧嘩になることもあるかもしれません。
喧嘩によって怪我をすることや、そこから病気をもらってしまうことも心配です。
喧嘩になる原因や、心配な病気についてはこちらにまとめています。
よその猫になってしまう可能性
昔、友人の猫が脱走してしまったことがあったんです。
ポスターを作ったり、動物病院や保健所に問い合わせたり、新聞に公告を出したりと一生懸命探しました。
するとある時、似ている猫を飼い始めたお宅があるとの情報が寄せられました。
模様に特徴があったので、友人は確認できないかと接触を試みたのですが、相手の方に拒否されてしまったんです。
似ていただけなのか、友人の元から脱走してしまった猫なのかは、今となってはわかりません。
同じような事例は、わりと頻繁に起きているんですよ。
善意で保護してくださった方が、猫に愛着を持ってしまって手放せなくなるケース。
元気で幸せに過ごしてくれていれば有難いことですが、帰ってこないのは悲しいですよね。
マイクロチップや毛のDNA鑑定で飼い主であると主張することができますが、”警察に失踪を届け出てから3か月が経つと所有権を失う”ことが民法第240条で定められています。
脱走した猫を”早く”見つける方法
万が一猫が脱走してしまったら、危険な目に合う前に見つけてあげたいですよね。
無事に保護される期間は、脱走してから1週間が多いんです。
ですが、迷子になってから時間が経てば経つほど、再会できる可能性低くなっていってしまいます。
するべきことはいくつかあります。
- 近くを探す
- SNSで呼びかける
- ポスターを作る
- 警察や保健所、近くの動物病院に連絡をする
- ペット探偵に依頼する
近くを探す
室内飼いの猫が脱走した場合は、遠くにどんどん走っていくよりも、近くでじっと隠れていることが多いんです。
去勢・避妊済みであれば家から50m以内、そうでなければ200~300m以内を中心に探していきます。
SNSで呼びかける
Twitterなどを使えば、猫が迷子になっていることを、多くの人に写真付きで伝えることができます。
「電話するほどではないかも」というような情報も、SNSであれば気軽に提供してもらえるかもしれません。
ポスターを作る
迷子猫探しでは、アナログな作戦もあなどれません。
なぜなら、より多くの人の目に触れる機会を作れるだけでなく、SNSを使っていない年配の方や子供たちからの情報も得やすくなるからです。
警察や保健所、近くの動物病院に連絡する
飼い猫が脱走してしまったことを、警察や保健所、近くの動物病院に伝えましょう。
そうすることで、マイクロチップや首輪などの手がかりがあれば、保護された時に連絡をしてもらうことができます。
近くの動物病院にも連絡をするのは、一般の方が保護をした場合、動物病院に連れていくことが多いからです。
ペット探偵に依頼する
ペット探偵は捜索のプロ。
知識や経験に基づいて予測を立てた上で探してくれるので、やみくもに探すのとは発見率も大きく変わります。
また、近所の人への聞き込みの他、ポスターやチラシの作成まで行ってもらえるんです。
いつもは穏やかな飼い猫であっても、外は刺激が多いので気が立っていることも考えられます。
初対面に近い警戒度の猫を捕まえるのは、飼い主と言えど簡単ではないんです。
その点を考えても、プロに任せられたら安心ですよね。
3日間の捜索で、8万円~10万円が相場といったところ。
愛猫の存在には変えられないものの、自力で見つけられる可能性も考えるとなかなかの金額ですよね。
『MY PET LIFE』の魅力
- プロに無償で捜索をしてもらえる(最大3日間)
- スマホ料金と一緒に払える【月額550円】
- お楽しみコンテンツも充実
プロに無償で捜索をしてもらえる(最大3日間)
『MY PET LIFE』が提携している『ジャパンロストペットレスキュー』によって、捜索してもらうことができます。
捜索依頼の受付時間は、24時間なのも安心なポイント。
無償なのは最大3日間ですが、その間に見つからない時は追加料金を払えば延長も可能ですよ。
その分、『MY PET LIFE』を介さずに直接依頼をした場合には、3日間86,900円の費用が掛かります。
スマホ料金と一緒に払える【月額550円】
『MY PET LIFE』の月額は550円(税込)。
スマホの有料コンテンツとして展開されているので、クレジットカードや口座振替などの支払い方法を考える心配がないのも魅力の一つです。
登録も簡単です。
トップページの”新規会員登録はこちら”から、利用している携帯キャリアのアカウントにログインして進めればOK。
※お使いの携帯会社によって利用手順などは異なります。
お楽しみコンテンツも充実
提供されるサービスは、脱走時の捜索だけではありません。
脱走防止などペットに関するコラムや、おもしろ漫画、写真の投稿コーナーなどのお楽しみも用意されているんですよ。
登録後30日が経過していないとサービスは適用されないため、早めに登録を済ませておくことをおすすめします。
- 猫を迎えたばかりで行動を読み切れない・対策に不安がある方
- 脱走された経験があり、また起こるのではと心配な方
まとめ
今回は、心配が尽きない猫の脱走について考えてきました。
出来る限りの対策をしていたとしても、猫が脱走する可能性をゼロにするのは難しいところですよね。
- 完全室内飼いの猫が脱走した時に戻ってくる確率は、ほぼ0%
- 自治体に保護された後、飼い主の元に帰れたのは2%程度
- マイクロチップが有効なのは保護された場合のみ
そして心配なのは、大切な猫に起こりうるに次のような危険です。
- 交通事故
- 野良猫との喧嘩による怪我や病気
- よその猫になってしまう
よりセキュリティを万全にするため、わたしが万が一の保険としてオススメしたいのは『MY PET LIFE』の迷子捜索サービス。
月額550円で、最大3日間無償でプロに捜索をしてもらうことができます。
- プロに無償で捜索をしてもらえる(最大3日間)
- スマホ料金と一緒に払える【月額550円】
- お楽しみコンテンツも充実
まずは、家の中・キャリーバッグでの外出時の脱走防止対策を徹底することが第一。
さらに、万が一の時はプロのペット探偵にも探してもらえるように対策をして、愛猫が脱走して迷子になることはなんとしても防いでいきましょう。