半年に一回健康診断へ行っている我が家の猫ちゃん。検査結果で思ってもみない事を獣医さんに言われてしまいました。
「体重が増加していますね。将来の事を思うと今のうちにダイエットをした方がいいですよ。まずは、キャットフードをダイエット用に変えて様子を見ましょう」
私の脳裏によぎった事は、
まず考えたのは「今あるキャットフードが無くなってからダイエット用に変更しよう」でしたが、肥満になって手遅れになってしまったら後悔してしまいます。
次に考えたのが「猫友に今あるキャットフードを譲ろう」でしたが、飼い猫ちゃんの好みがあったり飼い主さんにこだわりだったりと気軽にあげることはできません。
最終的に考えたのが「捨てる」という選択。
「食べ物は大切に」の精神は、飼い主が見本にならないとダメですよね。それに、後ろめたさを感じてしまい捨てる事ができません。
キャットフードでみんなハッピーになる方法って素敵じゃないですか。罪悪感ともバイバイです。では、キャットフードの寄付はどのようにすればいいのか、ご紹介いたします。
どんな所に寄付をするの
キャットフードの寄付を受け付けている団体は大きく分けて3つあります。
保護猫団体 | 野良猫や捨て猫を保護したり、殺処分される前の猫を保健所・動物愛護センターから引き取って保護する団体です。
譲渡会などを開催し保護猫の新しい飼い主を見つける活動を主に行っている団体が多数になります。 |
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保護猫カフェ | 保護猫達が暮らしているカフェで里親を探しています。直接飼い主と保護猫が触れ合って相性などを確かめることができます。
また、住居などの理由で猫を飼えない人が猫と遊ぶ事によって癒しの場所としても活躍しています。 |
動物愛護センター |
犬・猫などの動物を一時的に保護する場所。各都道府県に設置されており国によって管理されています。 |
保護猫団体にも種類があります。
- NPO(特定非営利活動法人)・・様々な非営利活動の団体の事。寄付金控除が適用されるNPOの事を「認定NPO」と言います。
- 一般社団法人・・非営利団体法人の一つ。設立には2人以上の社員が集まれば設立することができ、事業内容も特に制限はありません。「人」をメインとして活動を行っていく法人になります。
- 公益法人・・多くの人に役に立つことを目的とする事業を行う法人。事業内容は23種類に限られています。
- 一般団体・・サークルや市民ボランティアなどで作られた団体。民間団体とも呼ばれたりします。
なぜキャットフードの寄付が必要なの
殺処分から救うために保健所から保護の依頼があったり、野良猫や多頭崩壊した現場からレスキューされた猫達が保護施設にやってきます。
保護された猫達は、まず怪我などの身体的なケアを始め、心に深い傷を負った子にも精神的ケアも行います。それには、長い年月がかかることも…。
また、施設にはケアをしている猫達だけではありません。
その後も保護され新しく仲間に入る猫もいるので、施設では多くの猫達が共同生活をすることになります。
一度に沢山の猫を飼うことになるので、物資・運営資金不足が起こってしまっています。
保護された猫達にしっかりとした生活を送ってもらい、少しでも早く新しい人生を歩んでもらう為に、保護猫団体は様々な寄付をお願いしているのです。
どのくらいのキャットフードが1日当たり必要なの
キャットフードの種類や猫の年齢やライフステージによって変化しますが、目安はこのようになります。
【ドライフードの場合】
- 子猫(1歳未満) 約40ℊ~約200g
- 成猫(1歳以上) 約60ℊ~約200g
- 老猫(7歳以上) 約40ℊ~約160g
寄付する方法
では、具体的にキャットフードを寄付する方法をご紹介します。
1.寄付をする団体をインターネットなどで探します
Googleなどの検索サイトで「キャットフード 寄付」と入力し募集している団体を探します。地元の情報誌で探してもいいですね。
「キャットフード 寄付」の後に、今お住まいの地区名やお近くの市町村名を入れるとグッと団体を絞り込めますよ。
2.寄付を希望する団体や、募集内容・寄付方法を確認する。
寄付したいと思う団体を見つけたら、ホームページで「募集内容」と「寄付方法」等を確認します。
突然持ち込みや直接送っても大丈夫な団体もありますが、一度問い合わせフォームなどから連絡をしないと受け付けてくれない団体もあるので、必ず確認してくださいね。
私が以前問合せをした団体は、タイミング的に老猫がたくさん保護されたのでPhコントロールフードやウエットフードが今は欲しいと言われました。
活動を休止している団体や保護猫団体に見えて多頭飼育をしているブリーダーなどが物質が欲しい為に立ち上げたホームページが検索結果に出てきてしまうことがあります。
必ず団体のホームページで「活動内容」や「収支報告書」「所在地」等を確認して保護猫の為に活動している団体か確認をしてください。
3.教えてもらった住所にキャットフードを届ける
教えてもらった住所に、送付または持ち込みます。送付の場合は、元払いが基本になります。
また、持ち込みの場合も時間指定があるところがあるので注意してくださね。
空気に触れると酸化が始まってしまうキャットフード。栄養面や衛生面、混入物の可能性などを考えてお断りしている団体が主です。
ただ、団体の中には「開封済み可能」「開封してから間もなければ大丈夫」の所もあるので検索で「キャットフード 寄付 開封済」と入力したり、問合せをしてみてくださいね。
体調不良などになる可能性があるのでお断りしている団体が多数ですが、「賞味期限をそんなに越していない」など条件付きで受け入れてる団体もありました。
開封済みと同様に、問合せをして確認してみてくださいね。
全然大丈夫です。ただし、「譲渡会にて受け付けます」「10袋以上まとめて」など寄付方法が違うこともあるので、確認してくださいね。
多くの団体は、キャットフード以外にも下記のような物資も募っています。
- 子猫用のミルク
- トイレシート
- 猫砂
- ゲージ
- キャットタワー
- 新聞紙・ティッシュペーパー 等
また、寄付金もお願いしている団体もあります。募集をかけている物資等はホームページに載っている事が多いのでチェックしてください。
まとめ
今回は「寄付」について、ご紹介いたしました。何かの事情で「今食べているキャットフードを変えなければいけない、けど沢山余っている」という時の有効な手段です。
・まとめ
- 寄付を募っている団体は、主に「保護猫団体」「保護猫カフェ」「動物愛護センター」がある
- 保護された猫達にしっかりとした生活を送ってもらい、少しでも早く新しい人生を歩んでもらう為に保護猫団体は寄付をお願いしている。
- キャットフード以外にも物資の寄付の募集しているのでチェックしてみる。
- インターネットで保護猫団体を探す。
- 見つけた団体の募集要項や寄付方法などをチェックする。
- 住所など送り先や疑問に思ったことなどを問い合わせをする。
- キャットフードを送付又は持ち込みでお届けする。
もし、今キャットフードが余っているなら一度検討してくださいね。もったいないお化けをよりも、保護猫達に幸せのおすそ分けをしましょう。