猫との共同生活をしていくと、人と猫って似ているところが多いなぁと思うことはありませんか。
冬はこたつでゆねと、まったりとして一緒にお昼寝をしましたよ。
猫にとって好きな場所・お気に入りの場所は「この家は安全なんだ」と思ってもらうための、大切な要素です。
ですが、猫の好きな場所って意外と注意しないといけない部分も多いんですよ。
なんとそこにゆねが登ってしまい、上からひとつずつ落としていったんです。
プラスチック製で下に誰もいなかったため、家族がけがをすることはありませんでしたが、「もしも」を考えると青くなってしまいます
人も猫も安心・リラックスできる環境作りをするにはまずは、猫の好きな場所と注意点を知ることが大切だったのです。
今回は、よりよい環境作りのヒントになるように「猫の好きな場所」を3つご紹介いたします。
猫が好きな場所
- 暗くて狭い場所
- 高い場所
- 暖かい場所
好きな場所1、暗くて狭い場所
リビアヤマネコの餌になる小動物が暗くて狭い場所に住んでいたため、狩りができる場所を好んだと言われています。
同じように、リビアヤマネコが捕獲していたと言われているんですよ。
好きな場所2、高い場所
外敵をいち早く発見し、身を守るために、遠くまで見る事ができる木の上などに登って過ごしていたと考えられています。
好きな場所3、暖かい場所
リラックスだけではなく、しっかりとした理由があるんですよ
童謡の「雪」でも歌われているように、猫は寒いのがとても苦手な動物。
体温が下がってくると、日向ぼっこして一定の体温を保つようにしています。
また、日光に浴びることで肌や毛を乾燥させて、体に付着しやすいノミやダニ・菌を殺す作用もあります。
猫の日向ぼっこも、たくさんの理由があるんですね
注意してほしい事
好きな場所に集まってまったりする猫たちですが、ちょっとした油断で事故につながる危険性もあります。
猫好きのみなさんに、ぜひ気を付けてほしいことをピックアップしました。
狭くて暗い場所の注意点
わたしたち人からみたら「大丈夫でしょう」と思う狭さでも、入ることができる猫。
大好き狭い場所に入ってしまったら、ピッタリサイズで出られなくなってしまったという話は聞いたことはないですか。
猫が大変なことになってる pic.twitter.com/2aUiYWJoBH
— 検知穴詰男 (@tomokimusi9) May 7, 2021
網戸以外にも、伸縮性のある袋や極端に小さい袋に顔がはまってしまい出てこれなくなるパターンもあります。
そのまま窒息死する可能性もあるので、袋に飛び込むのが好きな猫がいるご家庭では、特に注意が必要です。
「飼い主さんが気づかないで、そのまま数時間閉じ込めてしまった」という事件をよく聞くんだにゃ
暗くて狭い場所が大好きな猫にとって、洞穴を連想させてくれる押入れやクローゼットは、隠れるのに最高の条件です。
飼い主さんが気づかない間に閉じ込められてしまい、そのまま数時間閉じ込められてしまった、という話は家猫あるあるのお話です。
閉じ込められている間は、水分補給ができないため脱水症状になってしまったり、トイレを我慢して膀胱炎になってしまう猫もいます。
外出前に姿を確認できても、ドアを自分で閉めてしまい出られなくなる事もあります。
自分で閉めてしまわないように、
- 入って困る場所には、あらかじめ鍵などをして入れないようにする
- ドアストッパーをつけておく
という対策をぜひしてみてくださいね
高い場所の注意点
猫は高い所へ登るのは得意な爪の構造になっていますが、降りることはとても苦手です。
どんどん高い所に登りすぎて、降りられなくなり助けを求めてしまうこともあるので、家具の配置を階段状にするなど対策が必要です。
高い場所にある物を落としてしまう理由として
- 落とした物がどのように落ちるのか観察・実験をしている
- 刺激を求めている
- 飼い主さんが慌てて来てくれるので、うれしい
が考えられます。
好奇心が旺盛なゆねは、気になったんでしょうね
だけど、割れたり・小さくて飲み込んでしまうような物は片付けほしんだにゃ
暖かい場所の注意点
冬になると暖をとる猫ですが、よくある事故として
- やけど
- 熱中症
- 脱水症状
- 酸欠
があげられます。
「炊飯器などの暖かい家電で暖をとってしまい、やけどをしてしまう」
「ヒーター部分に体の一部が接触していて、気づかずにそのまま長時間触れてしまい、低温やけどをしてしまう」
との原因があげられます。
- ペット専用の家電を使用
- 暖をとる道具に距離がとれるように工夫をする
- 場所を移動してあげる
などがあります。
わたしの家では、一番手間がかからない対策と思い、一酸化炭素中毒の心配のない「オイルヒーター」を使っています。
表面温度が60℃ほどなので、触れた瞬間にやけどをする心配はありませんが、もし気づかずに長時間オイルヒーターを触っていたら低温やけどをする心配があります。
念の為に、ヒーターガードもつけていますよ。
今、ストーブを使用しているご家庭は、ヒーターガードをつけると安心です。
上からも入れないヒーターガードにするか、吹き出し口をしっかり守ってくれるようなヒーターガードにするのがいいんだにゃ
気づいたら体調が悪くなっていたということもあるんです。
基本猫はこたつにもぐりこむんで、暖をとることが多いです。
もぐりこむと全身が暖まるのですが、猫の呼吸によりこたつ内の酸素が少なくなって低酸素状態になる可能性があります。
またこたつの中はとても暖かいため、汗をかき体内の水分が足りない状態に陥ることも。
そのまま水分補給をしないと、脱水症状に命の関わる事態になってしまいます。
- こたつの中に空気を巡回させるために一部を開けっ放しする
- 電源のオンオフをこまめにする
- こたつの近くに、水分補給場を作るようにする
など対策してくださいね。
【脱水症状の調べ方】
首の後ろや背中の皮膚をつまみ、手を離した後どの位で皮膚が元に戻るか見察します。
- 手を離した瞬間に元に戻る・・問題なし
- 手を離した後1~2秒かけてゆっく戻る・・脱水症状になっている可能性があります。
- 鼻や歯茎も乾燥していないかも確認しましょう。
エンジンを始動させる前にボンネットを「コンコン」して動物たちに合図して、逃がしてあげることだよね。
ボンネットを開けてチェックするのも、大切だとも教えてもらったよ。
冬になると「エンジン周辺」や「排気マフラー」などで暖を取ろうと、小動物が車にもぐりこみます。
もぐりこんでいるのに気づかずにエンジンを始動させてしまい、動物がベルトなどの回転部分に巻き込まれ、命を落とす事故が冬に多発しています。
この悲しい事故を無くすために、エンジンをつける前にボンネットをコンコンとたたいて、動物たちに合図を送るのが「ボンネットコンコン」です。
【ボンネットコンコン】
ボンネットをたたく・車体を大きく揺らす
【コツ】
- しばらく時間を取って逃がす時間を取ってあげる
- 耳を澄ませて、「ガサガサ」と音がしないか確認する
- できれば、ボンネットを開けて点検をする
大人になった動物はいち早く逃げますが、子供の動物は音にびっくりしてしまい動けなくなってしまっている時があります。
逃げそびれている動物がいないかを確認するために、ボンネットを点検します。
もしかしてとボンネットを開いてみると、2匹の子猫が身を寄せ合ってうずくまっていたと言っていました。
エンジン周辺以外にも、タイヤの奥や車体の下などもぐりこめる所はたくさん存在し、音を出す事で動物たちも気づいて逃げてくれます。
今の車の構造ではすぐに脱出するのは難しいので、しばらく時間をおくのがポイントです。
ボンネットを「コンコン」する以外にも、「クラクションを鳴らす」「大きな声をだす」などの方法も有効ですよ。
好きな場所を作ってあげよう
ちょっとした工夫で、猫の好きな場所を作ってあげることができますよ。
キャットタワーを設置する
家具の配置を変えるだけでも、高い場所を作ってあげることができ、十分な遊び場になります。
キャットタワーには「据え置き型」「突っ張り型」「省スペース」とあり、いろいろと選ぶことができるので、部屋にあったものを購入することが可能です。
おうち時間を活用して、自作でキャットタワーを作ってみてもいいかもしれないですね。
部屋の雰囲気に合ったおしゃれなタワーを作ることが可能ですよ。
ハンモックがついていて危険なことや嫌な事があるとゆねの避難所になっています。
キャットタワーがなかった頃は、換毛期でなかったのに抜け毛が激しく大変でした。
原因は、来客が多かったのに隠れるところがなかったので、ストレスがたまっていたのだと思います。
キャットタワーを設置してからは、抜け毛の量が落ち着いてきたので、安心できる場所は本当に必要だなぁと実感しています
段ボールハウスを設置する
暗くて狭い場所は家の中でもたくさん探す事ができますが、今段ボールハウスも人気です。
ホームセンターで売っている段ボールをくり抜いて作るのもいいですね。
かわいく仕上がったのですが、ゆねが爪とぎをたくさんしていたので、ボロボロになるのが早かった気がします。
ホームセンターなどの段ボールは爪とぎに強い物ではないので、仕方がないですが。
もし長く使用するなら、爪とぎにも耐久性がある段ボールハウスを使用することをオススメします。
猫用の段ボールハウスはしっかりしているので、その点は安心ですよ
段ボールハウス以外にも、場所をとりますがトンネルを設置してもいいですね。
日向ぼっこのスペースを設置する
ポカポカと天気がいい日に日向ぼっこするために、窓近くにキャットタワーや段ボールハウスを置いてあげると安らぎの場になります。
体重制限があるので全ての猫がつかえるわけではないですが、お部屋がスッキリしていて、すてきでしたよ
まとめ
猫が好きな場所について紹介いたしました。
- 狭くて暗い場所
- 高い場所
- 暖かい場所
わたしたちがしっかりと対策をとってあげたいですね
- ピッタリとはまってしまい出られなくなる。伸縮性の袋などは窒息死する可能性があるので要注意
- クローゼットに数時間閉じ込めてしまう
【対策】
- 危険性があるものは、片付ける
- 外出前には、猫がいるかチェックする
- ドアなどが自動で閉まらないように、ドアストッパーなどを設置
- 高い場所から降りられなくなる
- 割れて危険な物などを、高い所から落とす
【対策】
- 家具を階段状にするなど、なだらかになるように配置する
- 猫が登る場所には、物を置かないようにする
- ヒーターなどで体の一部が触れてしまい「やけど」をしてしまう
- こたつにもぐりこんでしまうために「熱中症」「脱水症状」「酸欠」になる。
【対策】
- 肌に触れないようにヒーターガードなどを設置する
- 水を近くに設置する・こたつの一部を開けておくなど工夫をする
【ボンネットコンコン】
車の中にもぐりこんでいる猫たちに、動くことをお知らせするため、ボンネットをたたいたり、車体を大きく揺す。
一日家で過ごす猫にとって充実した時間を過ごしてもらうには、好きな場所を安全に作ってあげる事がとっても大切です。
この記事が何かのヒントになれば、うれしいです。