可愛らしい声と仕草で、甘えてくるのが得意な猫ちゃん。
一生懸命、ご飯を食べる姿をみていると、守ってあげたくなるような気持ちになりますね。
さて、そんな可愛い猫たちにも困った癖があるのをご存じですか。
それは多くの飼い主さんが悩まされている、猫が「夜中に餌を欲しがる」という癖。
日中にきちんと餌を与えても、夜になると起こされてしまうので、飼い主が睡眠不足に陥ってしまうことも。
我が家のゆねも、夜中に餌をねだる癖があって、私は睡眠不足に悩まされた時期がありました。
しかし、餌やりの疑問を解決することで、今では毎日ぐっすり眠ることができるように。
猫ちゃんに対する餌の疑問を解決することで、飼い主さんが睡眠不足に悩まされることがなくなるだけでなく、猫ちゃんの健康的な生活を守ることができるんです。
猫がなぜ夜にご飯をねだるのか、理由を知ることが解決への近道です。
猫の習性と餌やりについて今回詳しくご説明していきますね。
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まずはじめに猫の習性を知ろう
猫は夜行性ではなく薄明薄暮性である
多くの人に夜行性と思われている猫。
実は家猫と野生の猫での習性は、異なっていることも。
猫は元々、ネズミや鳥などの小動物を捕まえて生活していました。
ネズミや鳥は夕暮れや早朝に活動するので、この時間帯に狩りを行う猫は『薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)』という習性だったんです。
と、ここまでは野生の猫の習性。
家の中で飼われている家猫は、狩りを行わなくても飼い主から餌をもらうことができます。
つまり狩りをしなくてもよい生活になった、と言うことですね。
家猫の中には野生の頃の習性が薄れ、夜は寝るという生活となっている猫たちも多いんですよ。
夜中に餌をねだる4つの理由
①薄明薄暮性の習性が残っているから
これは先ほど説明した通り、夕暮れと朝方は狩りの時間、つまり猫の活動時間なのでお腹が減ってしまう猫たちも多いんですね。
②餌の量が足りていない
猫に与える餌の量が足りない場合、夜中にお腹が空いて、餌をねだることがあります。
餌入れにたっぷり餌を入れていても、食べ残してしまう猫もいます。
お腹いっぱいになったから、食べ残したというだけではなく、不衛生になった餌に対して嫌悪感を抱いて食べなくなるケースも少なくないです。
猫の餌への食いつきが悪い場合、それは餌が酸化していることが原因かも。
こちらで詳しく説明しているので一度チェックしてみてくださいね。
関連記事:キャットフードの酸化は危険【時間が経っても安心な保存方法も伝授】
③飼い主の生活の乱れが影響している
猫は、とても柔軟に生活環境に適応できる能力があります。
ゆえに、飼い主さんの生活リズムがバラバラで、猫と触れ合う時間帯もバラバラだと、食事のタイミングもバラバラに。
結果、飼い主さんの生活リズムの乱れは、猫の生活リズムの乱れにつながるんです。
これでは猫もいつがご飯の時間かわからず困ってしまいますよね。
④病気の可能性
適切な餌の量を与えているのに、夜中や別の時間帯に、ご飯をねだってくる場合もあります。
常にご飯をねだるなど、食欲が異常に増しているような場合は病気の可能性も。
一度獣医さんに相談してみることをおすすめします。
【猫が夜中餌をねだる理由】
- 薄明薄暮性の習性が残っているから
- 餌の量が足りていない
- 飼い主の生活の乱れが影響している
- 病気の可能性
夜中に餌をねだる行為の解決方法
解決方法①:適切な量の餌が摂れているか確認する
まず、一日に与えている餌の量を把握してみましょう。
一般的な計算方法で出された量と実際与えている餌の量を比較して、少ないのであれば、適切な餌の量を与えてみましょう。
猫の餌の一般的な計算式
餌の量を計算する方法は様々です。ここでは、一般的な猫の餌の量の計算式を紹介します。
一般的には、「体重(kg)×80kcal」が、1日の餌の量と言われています。
猫の体重 | 1日に必要なカロリー | ドライフード一回分の餌の量
(1日2回あげている場合) |
3kg | 240kcal | 30g |
4kg | 320kcal | 41g |
5kg | 400kcal | 51g |
6kg | 480kcal | 61g |
7kg | 560kcal | 71g |
8kg | 640kcal | 82g |
9kg | 720kcal | 92g |
注意:ドライフードの計算は100gあたり390kcalで計算したものになります。
これはあくまで一般的な計算方法になり、この他にもカロリーの計算方法はたくさんあるんです。
その子の運動量や年齢に合わせて必要なエネルギー量を計算する方法や、キャットフードによる違い、猫の種類による目安などがあります。
細かい計算は、大変だと思いますので、もし試したいという場合は一般的な計算方法がおすすめ。
猫ちゃんに与える餌の量は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
子猫や高齢猫の場合の必要なカロリーの早見表やドライフードだけでなくウェットフードの場合の早見表も載せているのでチェックしてみてくださいね。
関連記事:猫にあげる餌の量は?グラム数より考えるべき事【年齢別の早見表】
適切な餌の量を食べているか確認する
猫の適切な餌の量を計算した後は、その量をしっかり食べられているのかチェックが必要ですね。
皆さんは普段どんな風に猫に餌をあげていますか。
猫の餌やりについては後ほど詳しく説明していこうと思いますが、わたしたち飼い主側のライフスタイルによって与え方は様々ですよね。
おそらく「決まった時間に餌を与える方法」が、一番餌の量を把握することができると思います。
餌がなくなったときに補充する方法を行っているという場合は次の3点を行うことで簡単に把握できます。
【食べた量確認のコツ:置き餌編】
- キャットフードの量を計ってからいれる
- 食べ残しがあっても毎日決まった時間に交換する
- 食べ残し分の量を量る
これを行うことで必要な量を摂取出来ているのか確認することが出来ます。
猫の餌の計算式や、実際の摂取量の計算について、「必ずこの方法でないといけない」というものはありません。
実際に与えている餌の量が適切な餌の量であれば、夜中に餌を欲しがる理由は他にあると考えられます。
解決方法②:日中の活動量を増やす
日中にお留守番することが多い猫は、退屈で寝てすごしていることが多いんですよ。
1日の大半を寝てすごしている猫、ほとんどの場合は飼い主さんが帰ってくる時間帯である夕方以降に、活動的になります。
そのような生活リズムが理由で、夜中に活動量が増えてしまう猫への対策として、わたしたちが寝るまでの間に活動量を増やしてみることをおすすめ。
日中十分に体力を蓄えた猫たち。そのまま夜を迎えてしまうと大変なことになるのは簡単に想像出来てしまいますよね。
日中1匹になる猫の、活動量を増やす方法はいくつかあります。
猫の特性を利用して、遊びの要素が多い、おもちゃを与えてみましょう。
こちらの電動のタイプも猫が夢中になる要素たっぷりです。
上下運動が出来るようキャットタワーを置くのもおすすめですよ。
1匹で遊べるようであれば、日中に退屈して寝てしまう時間を減らすことができます。
また、日中の活動量が増えるので、夜は寝るという生活リズムも作りやすいですよね。
また、おすすめしているのが、遊びながらおやつを食べることができる、餌入れを活用してみることです。
遊びながらおやつを食べることができるので、猫の狩りの本能をくすぐるのにピッタリですね。
解決方法③:夜中に餌を欲しがっても無視する
こちらの方法、一見すごく酷な解決方法だと思われたかもしれませんね。
しかし、これも猫の特性に合わせた解決方法の1つなんですよ。
猫ちゃんが夜中になんとも甘えた声で鳴いてきたとき、今まで餌やおやつをあげていませんでしたか。
この経験があることで、猫は「甘えると餌がもらえる」と学習してしまいます。
これを解決するための有効な方法が『無視をする』なんですね。
猫が何回もしつこく飼い主さんに餌を欲しがるように甘えてきても、無視し続けてください。
そのうちに、猫も「甘えても今の時間は反応しない」と学習することができます。
解決方法④:飼い主さんの生活リズムを整える
飼い主さんが、夜中遅くまで電気を点けていると猫は「飼い主さんは、今は活動している時間帯なんだ。」「昼間は遊んでもらえないから、今のうちにたっぷり遊んでもらおう。」と学習してしまいます。
さきほど猫は順応性の高い動物だとお話しました。
飼い主さんの生活をリズムを整えることは、そんな猫の順応性を使った解決策になります。
猫は、数千年も昔から、人とともに生活してきたと考えられています。
朝起きて夜は眠るという人の生活リズムに合わせ、野生の習性であった薄明薄暮性の活動性が弱まり、人と共に暮らすことが可能になったんです。
このように猫は人に合わせた生活に変えることで、ペットとして高い人気を保持、トップの座を勝ち取ってきたわけですね。
生活リズム以外にも猫たちの順応性の高さをうかがえる話があるんですよ。
日本では、猫は魚が好きと考えられていますが、実はこれは日本だけ。
海外ではその土地の食べ物を好むと言われてます。
このように猫は飼い主さんの生活リズムに合わせることができます。
猫のためにも飼い主さんが生活のリズムを整えて、夜更かしはせず早めに就寝するよう心がけてみるといいですね。
解決方法⑤:夜中、飼い主さんに近づけないようにする
夜中、猫が可愛くおねだりしてきたら構わない自信がない、という飼い主さん必見の方法がこの方法。
大好きな飼い主さんの側にいつでもいけることは、猫にとって幸せなことかもしれません。
しかし、今まで夜のおねだりで困っている方には悪循環を断ち切るために、夜は寝室に入れないように工夫することも解説策の一つ。
方法は簡単。飼い主さんの寝室のドアを閉めるだけ。
ワンルームなどで物理的に難しいときは、猫をケージに入れるようにしてもいいかもしれません。
しかしその場合ケージに慣れている猫ならいいですが、慣れていない猫にとってはものすごいストレスです。
ケージを使用する場合には少しずつケージに慣れさせるようにしましょう。
ケージになれさせるための方法をこちらでご紹介していますのでぜひ合わせてご覧ください。
関連記事:猫に留守番してもらう時ケージは安心なの?注意点やNG行為を紹介
【猫の夜中のおねだり解決方法】
- 適切な量の餌が摂れているか確認する
- 日中の活動量を増やす
- 夜中に餌を欲しがっても無視する
- 飼い主さんの生活リズムを整える
- 夜中、飼い主さんに近づけないようにする
では次に餌やりの方法について説明していきますね。
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猫に対する正しい餌やりの方法とは?
先ほどもお話したように飼い主さんのライフスタイルによっても、餌やりの方法は一つではありませんし、これが正解というものはないんです。
ただし、それぞれにメリットとデメリットがあることは覚えておきたいですね。
代表的な方法は3つです。
【餌やりの仕方TOP3】
- 人間と同じように、決まった時間に与える方法
- 餌入れが空っぽになる度に、餌を追加する方法
- 欲しがるときに少量ずつ与える方法
それぞれについてメリット・デメリットを見ていってみましょう。
①人間と同じように、決まった時間に与える方法
決まった時間に餌を与えるので、一日あたりの餌の量を把握しやすく、猫の健康管理がしやすい方法になります。
猫が体調を崩したときなど、食ベた量や食欲の有無など変化を感じ取りやすいというメリットがあります。
しかし、仕事で決まった時間に餌を与えること自体が難しいという方にはちょっと不向きかもしれませんね。
また、決まった時間に餌を与える行為自体が、飼い主さんのストレスとなる場合があるでしょう。
②餌入れが空っぽになる度に、餌を補充する方法
ケージの中や餌台の上など決まった場所に餌入れを置き、たっぷりと餌を入れておく方法です。
猫も、食べたいときに食べることができます。
しかし、長時間餌を入れたままにしておくことは、不衛生になりやすいというデメリットがあります。
猫ちゃんは、いったん餌が不衛生なものと判断すると、残りの餌を食べなくなることがあります。
また、食事の量が管理しにくくなり、好きなだけ食べてしまう猫は、肥満気味になる可能性があります。
さらに多頭飼いの場合にも問題が。力の強い猫だけが太り、力の弱い猫は痩せていくといったことが起こることも。
力関係がある場合には対処が必要ですね。
③欲しがるときに少量ずつ与える方法
子猫のうちは、一日に食べる分を少量ずつの複数回に分けて、餌を与える方法をとります。
子猫はまだ自分がどのくらい食べられるか限界が分からないため、一度に与えるとたくさん食べてしまい、嘔吐してしまうことがあるからなんです。
子猫の時期には、この方法が適した餌やりの方法だといえますよね。
しかし、成猫の場合は十分に一度で餌を食べることが出来るので、この方法は必要ありません。
かえってこの方法では、一日の餌の量が管理しにくくなってしまいます。
また、一定の時間に欲しがる場合はいいのですが、不定期に餌を欲しがる猫の場合は、生活のリズムも崩れやすくなってしまいます。
なによりも『欲しがれば餌がもらえる』という学習をしてしまう原因になりますよね。
この方法は子猫のうちだけにしましょう。
それぞれにメリット・デメリットがありましたね。
飼い主さんと猫にあった餌やりの仕方を見つけましょう。
まとめ
今回、猫が夜中に餌をねだってくる理由とそのことで困っているという方へ対策について紹介しました。
猫は夜行性ではなく夕暮れを朝方に活動的になる、薄明薄暮性という生活習慣でしたね。
このうちのゆねのように、家猫の場合はこの習性が薄れている子もいるとお話しました。
猫たちが夜中に餌をおねだりに来る理由はこちらです。
【猫が夜中に餌をねだる理由】
- 薄明薄暮性の習性が残っているから
- 餌の量が足りていない
- 飼い主の生活の乱れが影響している
- 病気の可能性
また、夜中に餌をねだることをやめさせるコツは、5つありました。
【猫の夜中のおねだり解決方法】
- 適切な量の餌が摂れているか確認する
- 日中の活動量を増やす
- 夜中に餌を欲しがっても無視する
- 飼い主さんの生活リズムを整える
- 夜中、飼い主さんに近づけないようにする
成功させるためには飼い主さんの忍耐力がとっても大切だということがわかりましたよね。
猫ちゃんと長く健康的に暮らすために、猫ちゃんの習性を知って様々な対策を講じることで、飼い主さんも幸せに暮らすことができるのではないでしょうか。
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