突然ですが『毛玉ボール』って知っていますか。
猫好きさんの間では結構ブームだったりします。
『毛玉ボール』は、猫ちゃんをブラッシングした時に抜けた毛を丸めて作る玉のことです。そしてあっという間に大きなボールができるのです。
そうなんです。お分かりだと思いますが猫ってほんとうに毛が抜けるんです。
特に季節の変わり目、換毛期は、どれだけブラッシングをしても抜ける抜ける。
抱っこをすれば服が毛だらけ、ソファーやカーペットも毛だらけ。猫の抜け毛のことを考えると飼うのを躊躇する人も多いと思います。
しかし、抜け毛が少なくてお手入れのしやすい猫種も存在します。
今回のこの記事では、抜け毛が少ない猫の特徴と、抜け毛が少ない猫種をランキング方式で発表します。
毛が抜けにくい猫の特徴
被毛の違い
猫の毛質には、ダブルコートとシングルコートの2種類があります。
ダブルコートの猫は、アンダーコートとオーバーコートが生えています。
シングルコートの猫はオーバーコートだけのため換毛期がありません。
- アンダーコート(下毛)体の近いところにある細い毛です。体を保温する役割を持ってます。換毛期には抜け変わるのが特徴
- オーバーコート(上毛)体の表面を覆う長い毛、水をはじく紫外線から守る役割がある
毛質や毛色や柄の違いって関係あるの?
- 毛色・・・シルバーや白系の猫は毛が抜けやすく、レッドやブラウン、ブラック系の方が抜けにくい。
- 柄・・・またタビー柄(渦巻)や無地の方が、三毛、2毛、より抜けにくい
- 毛質・・・フワフワの柔らかい毛より、硬いゴワゴワした毛の方が抜けにくい
短毛種と長毛種 毛が抜けにくいのはどっち?
実は、抜け毛の本数が多いのは短毛種です。
なぜなら生え変わる長さに到達するまでの期間が短いためです。
ただ毛が短く、あまり目立たため、抜ける量が少なくみえるのです。
逆に、長毛種は、抜ける到着点まで行く期間は長いのですが、1本あたりが長く量も多くみえるため、目立ちやすく毛がたくさん抜けているようにみえます。
毛の抜けにくい猫の特徴のまとめ
毛の抜けにくい猫の特徴をまとめてみました。
被毛の種類 | シングルコートは換毛期がない |
---|---|
毛色や柄 | ブラウン、レッド、ブラック。柄はタビー(渦巻) |
毛の長さ |
|
抜け毛が少なく飼いやすい猫種ランキングTOP7
抜け毛が少なく飼いやすい猫種ランキングを発表します。
無毛猫とは・・・まったくの無毛ではなく極めて短い産毛で覆われている猫。
例 スフィンクスなど
1位 ロシアンブルー
ロシアンブルーはグリーンの瞳、微笑んだような口元が特徴。
鳴き声も小さく性格も穏やかなので飼いやすい猫です。『ロシアの貴公子』と呼ばれています。
原産国 | ロシアで自然発生 |
被毛の種類 | ダブルコート |
毛種 | 短毛種 |
体重 | 3~5kg |
その他 | 細くてやわらかい毛が密に生えている。光沢がありシルクのようななめらかな毛ざわり |
2位 アビシニアン
アビシニアンは、美しい毛色とプロポーションが自慢。見た目は野性味を感じますが実は、甘えん坊です。
原産国 | イギリスで自然発生 |
被毛の種類 | ダブルコート |
毛種 | 短毛種 |
体重 | 3~5kg |
その他 | 柄がティックドタビーのみ |
3位 シンガプーラ
シンガプーラは世界最小の猫です。光が当たるとキラキラ輝く毛並みが魅力です。
『シンガポールの妖精』と呼ばれています。
原産国 | シンガポールで自然発生 |
被毛の種類 | シングルコート |
毛種 | 短毛種 |
体重 | 2~3.5kg |
その他 | 毛はやわらかくシルクのような手触り |
4位 ブリディッシュショートヘアー
ガッチリした体型にまんまるの顔。自立心が高く、快適な場所を自分で見つけたりできることから、飼い主さんに心配や手間をかけません。
体が丈夫なのも魅力の1つです。
原産国 | イギリスで自然発生 |
被毛の種類 | ダブルコート |
毛種 | 短毛種・長毛種 |
体重 | オス3~5.5kg メス3~5kg |
その他 | 密度が高く厚みがある被毛、なでるとやや硬め |
5位 ベンガル
野生の血をひく猫です。見た目はワイルドですが、実は人なつっこく性格は穏やかで飼いやすい猫です。運動が好きなので上下運動でける環境を作ってあげるといいでしょう。
原産国 | アメリカで人為的発生 |
被毛の種類 | シングルコート |
毛種 | 短毛種 |
体重 | オス3~6kg メス3~5kg |
その他 | 被毛はシルクのようになめらかな手触りで光沢がある |
6位 ボンベイ
黒豹を思わせる容姿です。毛の色黒のみ。
アメリカンショートヘアとバーミーズを交配させてできた猫種です。
性格はおだやかてスキンシップが大好き。好奇心も旺盛です。
原産国 | アメリカで人為的発生 |
被毛の種類 | ダブルコート |
毛種 | 短毛種 |
体重 | オス3.5~5.5kg メス3.5~5kg |
その他 | 毛色は黒のみ 漆黒のボディーに金の目を持つ |
7位 マンチカン
短い足が特徴的な猫種、もちろん足の長い子もいます。
おだやかで、おとなしい性格。体もあまり大きくならないので飼いやすいです。
原産国 | アメリカで自然発生 |
被毛の種類 | ダブルコート |
毛種 | 短毛種・長毛種 |
体重 | 3~6kg |
その他 | 被毛は細く密の生えている。触るとシルクのようになめらかな手触り |
抜け毛が少ない猫の種類TOP7についてお伝え致しました。
しかし、抜け毛が少ない猫種といってもお手入れは必要です。工夫してなんとか抜け毛が減るなら他の猫種を飼いたいという方もいると思います。
猫の抜け毛対策
ブラッシングをする
猫の毛が抜け落ちないようににブラッシングで取り去るのが1番ベストの方法です。
子猫のときからブラッシングを定期的におこなって、慣れさせておくとよいでしょう。
この時、毛が飛び散らないように、少し毛を湿らせてからブラッシングをするといいです。
ペット用の舐めても大丈夫な、ウェットシートを使ったり、タオルを濡らして毛を湿らせてみてください。ブラッシングスプレーもおすすめです。
ブラシは毛の長さに合わせて使いましょう。
- 長毛猫・・・スリッカーブラシ・ピンブラシ
- 短毛猫・・・ラバーブラシ・獣毛ブラシ
換毛期(ダブルコートの猫)にはアンダーコートブラシが効果的です。
アンダーコート用ブラシとは
コームにステンレスなどでできた刃がついているブラシ。換毛期に抜けるアンダーコートを取り除くのに特化しています。
皮膚や健康な毛を傷つけないのでおすすめです。
まとめ
抜け毛が少ない猫種について解説をしてきました。
ケアの方法や体質、栄養状態によっても変わってきますのでそこは理解をしてくださいね。
毛が抜けにくい猫の特徴
- シングルコート(換毛期にアンダーコートがないため毛が抜けない)
- レッドやブラウン、ブラック系の方が抜けにくい。
- 柄・・・タビー柄(渦巻)無地は抜けにくい
- 毛質・・・硬いゴワゴワした毛の方が抜けにくい
- 抜け毛が多いのは短毛種
その中でも毛が抜けにくい猫種TOP7は次の通りです。
毛が抜けにくいTOP7
1位 ロシアンブルー
2位 アビシニアン
3位 シンガプーラ
4位 ブリティッシュショートヘアー
5位 ベンガル
6位 ボンベイ
7位 マンチカン
抜け毛を減らすためには、ブラッシングが効果的です。
- 長毛猫・・・スリッカーブラシ・ピンブラシ
- 短毛猫・・・ラバーブラシ・獣毛ブラシ
猫を飼う際には参考にしてみてくださいね。