皆さんは愛猫ちゃんの歯磨きで困っていることはありませんか。
わたしは以前飼っていたしゅりに歯磨きの習慣をつけようとしていたときに、どうしても嫌がって長い時間口を開けていてくれないので、磨くことが難しくて困っていました。
同じ悩みを持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そんなときに友人が教えてくれて、とても役に立ったのが「歯磨きジェル」。
ジェルは塗るだけで歯磨きの効果が得られるものもあり、とても便利なんですよ。磨かずに短時間で済むので、歯磨きが苦手なしゅりにも簡単に使えました。
それから愛用しており、今飼っているゆねのデンタルケアを始めたときにも大活躍だったので、歯磨き初心者の猫ちゃんにおすすめのアイテムです。
今回はこの歯磨きジェルの良さを皆さんにお伝えしたいと思うので、歯磨き嫌いの猫ちゃんに困っている方や、ジェルの効果について気になっている方は是非参考にしてみてください。
歯磨きジェルの特徴と使い方
ジェルを使ったことのない方は、どんなアイテムなのか気になりますよね。まずはジェルの特徴とおすすめポイントについて紹介したいと思います。
特徴
歯磨きジェルには、このような特徴があります。
- 粘度が少ない
- 無色透明
- 塗るだけでケアできる
- 歯をコーティングしてくれる
歯磨きジェルはペーストタイプのような粘度がないので、猫が不快感を感じづらく親しみやすいです。また無色透明なため、見た目で警戒心を持たれにくいのもポイントです。
塗るだけで歯に浸透するので短時間で手軽にケアすることができ、歯ブラシが苦手な子や長い間じっとしていられない子におすすめです。
ジェルが歯をコーティングしてくれるので、ケア後の汚れ沈着や口臭予防にも繋がります。
- 不快感を感じづらい
- 警戒心を持たれにくい
- 塗るだけなので短時間でケアできる
- 歯をコーティングしてトラブルを予防できる
使い方
使い方はとっても簡単です。基本的には歯の根元にジェルを塗ることで効果が得られますが、猫ちゃんのレベルに合った使い方をしましょう。
口を開けてくれない
口になかなか触れさせてくれない、開けていてくれない場合は、直接歯にジェルを塗るのも難しいと思います。
そういった場合は前足やおもちゃにジェルを塗ってみましょう。そうするとジェルを舐めてくれるので、これだけでもデンタルケアの効果があります。
味のついているジェルだと舐めてくれやすいので、気に入るものを見つけてあげてください。
歯に触るのは嫌がるが口は開けてくれる
口を開けてくれる子なら歯の根元に直接ジェルを塗りましょう。液を垂らすだけなので、短い時間で済ますことができます。
しゅりも長い時間じっとしていられないので歯磨きは大変でしたが、ジェルはさっと塗ることができたのでとても便利でした。
口を開けてくれるし少しなら歯も触らせてくれる
ジェルは塗って舐めるだけでも効果がありますが、可能であれば擦って磨けると効果が高いです。
歯ブラシが苦手な子でも指や綿棒、歯磨きシートで触ることができれば、ジェルを塗って磨いてあげられるので効果バツグンです。
ジェルを塗ったあとにすすぎは不要です。猫用の歯磨きジェルは食べても安全な成分でできているので安心してくださいね。
使ってみて実感した効果
皆さん気になるポイントなのが、実際の効果。
そこでわたしがしゅりに使ってみたときのことを紹介したいと思います。
しゅりは口を開けることはできたので、毎日夜に歯の根元へジェルを塗り、じっとしていてくれるときだけ綿棒で少し擦るようにしていました。
まず数日もしないうちに実感した効果が口臭で、どんどん気にならなくなりました。
そのまま使用していたところ、二週間過ぎる頃には歯が白くなってきていたのです。
ジェルが歯をコーティングしてくれるので、汚れも付きづらくなり歯周病などのトラブルも防いでくれました。
予防のためにも手軽に続けることができるので本当に役立ちます。
ジェルは手軽な代わりに効果が薄いのだろうかと正直心配していましたが、そんなことはありませんでした。効果がいつからどれくらい出るかはもともとの歯の状態にもよると思いますが、試す価値ありのおすすめアイテムです。
試してみたいと思った方、次はおすすめ商品とそれぞれの特徴を紹介しますので選ぶ参考にしてくださいね。
歯磨きジェルの種類とおすすめ商品
歯磨きジェルには大きく分けて2つの種類があります。
- 口腔内環境を良くするもの
- 汚れを物理的に除去する効果のあるもの
種類ごとにおすすめの商品を紹介します。
口腔内環境を良くするもの
このタイプのものは乳酸菌や酵素などの力で口腔内の環境を良くして、トラブルを改善・予防するものです。もともと体の中にある成分を補足するものなので、安全面でも安心です。
コスモスラクト デンタルローション ジェルタイプ
こちらはジェルに含まれている乳酸菌の力で口腔内の環境を整えることができる商品です。
本来口の中に存在する善玉菌を増やすことで、口臭や歯周病の原因となる悪玉菌を抑えてくれます。
甘さのある味で舐めてくれやすいのもポイント。
ゼロカロリーでアレルゲンもなく、飲み込んだ後は乳酸菌の力で整腸作用もあるので安心して使えます。
オーラティーン デンタルジェル
唾液の中に存在するものと同じ酵素の働きで、口の中を清潔に保ち口内のトラブルを防ぎます。
殺菌剤やステロイド不使用なので安全性も高く、多くの動物病院で推奨されているジェルなので信頼度も高い商品です。
こちらもほんのり甘い味なので、猫ちゃんも気に入りやすいです。
汚れを物理的に除去する効果のあるもの
このタイプのものは物理的に汚れを落とし、その後も汚れが付きづらくなる成分が入っているものです。
すでに汚れが気になる子にはこのタイプのものを使うと効果的ですよ。
ペットキッス 歯磨きジェル
こちらのジェルはほどよい粘度があり磨きやすく、汚れが落ちやすいです。舐めるのに慣れてきたら綿棒やガーゼで擦ってあげるとより効果があります。
口臭ハーモナイズド香料という香料のおかげで、口内の嫌な臭いもいい香りにチェンジしてくれます。
口臭すっきりのリーフの香りと味がおいしいチキン味の2種類があるので、好みのものを試してみてくださいね。
他のジェルに比べて安いのでコスパの面でもおすすめです。
トーラス 食後の歯磨きゼリー
こちらはゼリーという名前ですが、粘度が少なめのジェルなので違和感を持たれずに使いやすいです。
汚れている箇所に重点的に垂らすことで汚れが落ちていき、白い歯を取り戻していきます。
使用後はフッカナトリウムという成分が歯をコーティングして汚れを寄せ付けなくさせるので、口臭や歯垢の蓄積を防ぎ、清潔な口内を保つことができます。
ジェルに慣れたら歯磨きにチャレンジ
歯磨き嫌いな猫ちゃんにおすすめなアイテムとしてジェルを紹介してきましたが、やはり歯ブラシで歯磨きをすることで歯周病等のトラブルをより完璧に防ぐことができます。
ジェルに慣れてきたら、徐々に歯磨きができるようにチャレンジしてみましょう。
少しずつレベルアップさせていくのがポイントです。次の手順を参考にしてみてください。
- まずは触れずに歯の根元にジェルをつける
- じっとしているときに指や綿棒の先でさっと擦る
- ガーゼや歯磨きシートで磨く範囲を広げる
- 少しずつ磨く面積や時間を増やしていく
- 歯ブラシに味のあるジェルを付けて慣れさせていく
このように少しずつ段階を踏みながら慣れさせてくことで、わたしもしゅりやゆねの歯磨きができるようになりました。
歯周病対策のためには歯と歯茎の間の歯周ポケットに汚れを溜めないようにすることが大切です。意識して重点的に磨くようにしましょう。
歯磨きの仕方はこちらの記事でも詳しくお伝えしているので、参考にしてみてください。
歯磨きができるようになったあとも、ジェルが手元にひとつあると時間が無い時や猫ちゃんが嫌がってしまう日などにとても便利ですよ。
まとめ
猫ちゃんをお世話する中で悩みの種になりやすい歯磨き。ジェルを使うことで快適にケアしてあげることができます。
【ジェルの特徴】
- 粘度が少ない
- 無色透明
- 塗るだけでケアできる
- 歯をコーティングしてくれる
【おすすめポイント】
- 不快感を感じづらい
- 警戒心を持たれにくい
- 塗るだけなので短時間でケアできる
- 歯をコーティングしてトラブルを予防できる
使い方もとっても簡単。使っていくうちに猫ちゃんの歯がきれいになっていくのを実感すると続けがいがありますよ。
- 歯の根元にジェルを塗るだけ
- 綿棒や歯磨きシートで磨くと効果大
歯磨きジェルは商品によって様々な特徴があります。猫ちゃんのお口の状態や好みに合わせて選んであげてくださいね。
猫ちゃんにとっては不快感を感じることがなく、わたしたちにとってはお手軽に短時間でケアできるジェル。歯磨きへの第一歩として、是非使ってみてくださいね。